母の自殺、メンヘラ、心霊、寺の鐘…負の力を創作エネルギーに昇華する「岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展」がヤバすぎる!

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○△□(まるさんかくしかく)

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黒木 重雄 黒宮 菜菜 橋本 悠希


 現在の日本は、震災や長引く経済低迷を経て、国家として建て直すため、国民個々の幸福がないがしろにされているようにもみえる。そんな状況にあって、TARO賞の作家たちの悪戦苦闘ぶりは鑑賞者の内面を揺さぶるものになるだろう。そこから生きるための勇気やヒントを読み取り、作家たちはいかにして現実と闘っているのかを見て欲しい。“さいあく”こそが格好いいと思わせてくれる、過剰で濃厚な展示である。

 
【展示情報】
第21回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展
2018年2月16日(金) ~ 4月15日(日)
川崎市岡本太郎美術館
開館時間:9:30~17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:月、3/22、3/23

【公式HP】
http://www.taromuseum.jp/

【入選作家(50音順)】
荒川朋子、市川ヂュン、ichiko Funai、大野修平、黒木重雄、黒宮菜菜、木暮奈津子、近藤祐史、さいあくななちゃん、笹田晋平、塩見真由、冨安由真、橋本悠希、藤本りか、文田聖二、細沼凌史、○△□(まるさんかくしかく)、村上力、室井悠輔、矢成光生、ユゥキユキ、弓指寛治、横山信人

文=ケロッピー前田

1965年、東京都生まれ。千葉大学工学部卒、白夜書房(のちにコアマガジン)を経てフリーに。世界のカウンターカルチャーを現場レポート、若者向けカルチャー誌『BURST』(白夜書房/コアマガジン)などで活躍し、海外の身体改造の最前線を日本に紹介してきた。その活動は地上波の人気テレビ番組でも取り上げられ話題となる。著書に『クレイジートリップ』(三才ブックス)、『クレイジーカルチャー紀行』(KADOKAWA)、責任編集『バースト・ジェネレーション』(東京キララ社)など。新刊本『縄文時代にタトゥーはあったのか』(国書刊行会)絶賛発売中!

公式twitter:@keroppymaeda

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