ゴリラのココが手話で人間に伝えた“12のメッセージ”に心が震える! 「地球を助けて…」「死後の世界は…」
■ココは人間よりも人間らしい
ココは悲しみ、苦しみ、死を理解し、人間の子どもと同程度の抽象的な理解力もある。彼女の存在は、人間が特別だという思い上がりを戒めてもくれるだろう。また、彼女の存在は、人間社会を考える上でも重要な意味を持つはずだ。社会の成立を論じた古典的な学説が2つある。
17世紀イギリスの哲学者トマス・ホッブズは、人間は自然状態において「万人の万人に対する闘争」に陥ると考え、これを避けるために人間は権利を国家に譲渡する社会契約を結ばないとならないとした。
一方、18世紀フランスの哲学者ジャン=ジャック・ルソーは、自然状態でも人間には憐れみの情が備わっているため、ホッブズの言うような闘争状態にはならず、「相互配慮状態」になると語っている。
飼い猫の死、友人の死に涙するココには、明らかに憐憫の情が備わっている。彼女の存在を考えると、やはりホッブズではなく、ルソーの方が正しいようだ。だが、人間とココに決定的な違いがあるとすれば、人間はゴリラを殺すが、ココは人の死を悲しむということだろう。自分とは異なる存在である人間にまで憐れみの心を持つココは、ある意味、人間よりも人間らしいのかもしれない。
参考:「YouTube」、「Disclose.tv」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊ゴリラのココが手話で人間に伝えた“12のメッセージ”に心が震える! 「地球を助けて…」「死後の世界は…」のページです。環境、ココ、感情、死、メッセージ、ゴリラ、ロビン・ウィリアムズ、手話などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで