錯視画でわかる「統合失調症判定テスト」がヤバい! 正解したら統合失調症の可能性…研究者が発表!
2018.04.15 09:00
統合失調症はスキゾフレニアとも呼ばれ、幻覚や妄想症状が特徴的な精神疾患であるが故に、感覚・思考・行動が歪んでいることを自覚しにくく、事実とフィクションを区別することが難しくなる。ただ、統合失調症は全人口のおよそ1%に発症すると言われており、決して珍しい病気ではない。
■2つの錯視画でわかる統合失調症判定テスト
既存の統合失調症診断は、本人および家族への丁寧な問診やロールシャッハ検査が用いられるなど、医師の主観に基づくものがほとんどであった。しかし現在ではこの病気のチェックテストとして錯視画が有効であることが研究者によって突き止められている。
興味深いことに、この病気でない人には見分けにくい錯視が、統合失調症患者には簡単に見分けることができるのだ。ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン=UCL眼科研究所のスティーブ・デイキン博士によると、統合失調症の患者は常に幻覚を見ていると思われがちで、確かに彼らの物の見方は私たちと異なっているが、視覚について言えば普通の人々よりも正確であるという。
統合失調症のテストに使用される2つの錯視画は以下のようなものだ。被験者は白黒模様の画像を示される。そして中央の大きな円の真ん中の円と同じコントラストを持つ円を、回りの小さい円から選ぶ。
※問題(1)
「The Minds Journal」の記事より
●正答:1番上の図が正解。患者でない人は3番目の図を選択しやすい。
「The Minds Journal」の記事より
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