日大アメフト問題と暴力団、危機管理学部の闇!亀井静香はなぜ「理事長の用心棒」になったのか!?
日本大学アメリカンフットボール部の悪質タックル問題は収束の兆しを一向に見せず、ついに内田正人氏はアメフト部監督のみならず、日大常務理事辞任に追い込まれた。一連の騒動により改めて日大の体質、さらに2016年に新設された危機管理学部に焦点が当たっている。同学部は「まったく危機管理ができていない」などと世間では“お笑い種”になっているが、開設にあたっては何とも奥深い事情が隠されていたのだという。
関西学院大学アメフト部のQBに対する悪質なタックルはもちろん、その後のあまりにも稚拙な対応により、日大の注目度は急上昇している。内田前監督は説明から逃げ回った挙句、会見を開いたかと思えば日大広報部の米倉久邦氏によるあまりにも残念な司会ぶりが批判を浴びるなど、日本一のマンモス大学、日大の評判は落ちる一方だ。その中で危機管理学部という、あまり聞きなれない学部の存在が悪い意味でクローズアップされている。
日大危機管理学部は内田前監督の上司にあたり、日大の最高権力者である田中英壽理事長の肝煎りで2016年に開設された学部だ。「危機管理学部ができるにあたって、警察OBの亀井静香氏が大きく関わっている。亀井氏は開校パーティーに出席しており、教授陣にも警察OBが複数登用されている」(日大関係者)。
亀井氏は「週刊文春」の取材に対し「もともと危機管理学部は、俺が田中理事長に『俺がお前の用心棒になってやるから、お前は用心棒を作る学部を作れ。今の時代、危機管理学部を作らにゃいかん』と言って作らせたんだ」と語っている。
ここで疑問なのはなぜ亀井氏は田中理事長の「用心棒」になったのか、なる必要があったのか、ということだろう。危機管理学部が開設された時から遡ること1~2年前。田中理事長と暴力団の大物組長との写真が週刊誌や海外メディアで立て続けに報じられ、結果的に田中理事長はJOC(日本オリンピック委員会)副会長を辞任せざるをえなかった。ちなみに田中理事長は、これらの写真を合成写真などとして、でっち上げだと主張しているという。
事情に詳しい関係者は「以前から裏社会との交流が噂された田中理事長だが、数年前から関係がおかしくなったという話だ。だから嫌がらせとして、大物組長との写真が流出した。普通だったら表に出てくるはずはないから。一連の写真流出に困って亀井氏に相談した結果、危機管理学部ができたということ」と語る。
田中理事長を巡っては、各週刊誌が総力をあげて様々な疑惑を取材しているとか。アメフト部に端を発した問題は、日大全体を揺るがしている。
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