神戸駅に出現する「謎のピエロ男」を直撃取材！ 清掃関係の仕事の傍ら「世の中に笑いをもたらしたい…」意外な本音も？

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　街を歩いていると意味不明の格好をしている人を見かけることがある。その都度、ご本人には悪いと思いながらも見入ってしまうことがある。神戸市在住の女性によると、JR神戸駅やそのすぐ近くにある元町駅などに、謎めいたファッションに身を包んだ男性が出没しているという。元町駅界隈を散策していると、“その男性”を発見した。

　ピエロもどきの格好をしている男性を見た人たちは、彼のファッションを見て「???……」という表情を浮かべている。関西では、中年の女性がヒョウ柄のパンツを履いている姿を見かけるが、それと比べてもかなり異端だ。両手には、ピエロのような人形が握られていて、怪しげなベビーカーがすぐ隣にある。一旦立ち止まると、ピタリと動かなくなることもある。フラワーチルドレンと呼ばれた1960年代ヒッピーのような格好にも見えてくる。その姿を見ていても、「何をしているのか分からない……」。しかし、彼は、めげることはない。場所を変えながら意味不明の“パフォーマンス”を続ける。

「わたしの名前は、スコッティといいます。今日は天気もいいですね。月に何度かこの辺でパフォーマンスをしています。みんな興味を持って見てくれます。嬉しいですね。会社に衣装を置いてあるので、駅で着替えて来ました」

　声をかけてみるとスラスラと答えてくれた。姿格好からは想像することもできないくらい、フレンドリーだった。ということで、ついて行くことにした。

「このようなことを始めたのは、今から10年くらい前のことになります。世の中に笑いをもたらしたいからなんですよね。元々、ビートルズなどのコピーバンドをやっていたのですが、ちょっとしたことがあって辞めました。洋服は、バンド時代から古着屋などで買っていました。元町辺りでは良く買います。もう長いことパフォーマンスをしていますので、馴染みの店もあるんですよ。でも、本音を言うと、モテたくてやっているんです（笑）。まだ独身なんですよ。女の子が苦手でしてねぇ……」

 
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