知らなきゃよかった“フェイスブックの6つの闇”! ザッカーバーグが米議会に提出した500ページの回答書で新判明!
フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグが個人情報の不正利用疑惑について公開尋問を受けてから、2カ月以上が過ぎた。尋問では時々、都合の悪い質問をうまく避けるなど、コミュニケーションツールを広めた立役者だけあって、巧妙なやり取りを見せたりもした。
そして、先月12日には約500ページに及ぶ分厚い回答書を調査機関に提供するなど、相変わらず表面的には誠実さを披露した。しかし、肝心の中身においては「喋りすぎの法則」に自らハマってしまったようだ。ザッカーバーグ氏は、この500ページを提出したことにより新たな6つの問題を自ら露呈してしまったのだ。海外メディア「Big Think」の報道を参考に、この分厚い内容が示すカオスを早速ネチネチと突っ込んでみることにしよう。
■1. アイトラッキング技術に熱視線
フェイスブックはアイトラッキング技術、つまり、ユーザーの視線を計測する技術の獲得に力を注いでいるようだ。「多くの知財を適切に保護するため」との大義名分ではあるが、すでにこの技術において2つの特許を獲得していることを明記してしまった。
アイトラッキングとは、「それぞれの人が、どこを、どのように、いつ見るか」を把握する技術である。把握される側は、この上なく気持ち悪いだろう。回答書では「しかし、その技術は使用していません」と付け加えているが、それを信用するユーザーがどれだけいるのだろう?
■2. ユーザーのIPアドレスを永久保存か?
「ユーザーのIPアドレスを永久保存しますか?」との質問には、明言を避けた。ユーザーのIPアドレスを削除する日程も明かしていない。代わりに、ユーザーのIPアドレスをフェイスブック側が記録してあげることにより、ユーザーは過去に自分がログインしたIPアドレスのリストを確認することができるから便利である旨を、長々と説明している。ふーん……つまり永久保存するかもしれないってことか。
■3. ユーザーのマウス操作状態を把握?
フェイスブックは、マウストラッキングに関する質問に対しても、またも明言を避け、代わりにこのように回答(言い訳)した。
「ユーザーのマウス操作状態を記録する技術は、そのユーザーがロボットであるかないかを判別することに役立ちます。ですから、ユーザーの安全を保つことができる技術ということになります」
……相変わらず釈然としない。ちなみに、ヒートマップという、マウストラッキングから得た情報を可視化、データ集計しマーケティングに役立てる技術は、すでに世界中で人気を博している。そんな世の中だからこそ、フェイスブックが「マウストラッキングなんてしていません!」と明言さえすれば、ユーザーだって、「ああ、フェイスブックを通じて自分たちがマーケティング攻略されることはないのだな」と安心できるのに。不思議なことに、これまた明言しないのだ。
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2024.10.02 20:00心霊知らなきゃよかった“フェイスブックの6つの闇”! ザッカーバーグが米議会に提出した500ページの回答書で新判明!のページです。Facebook、マーク・ザッカーバーグ、不正、個人情報、鮎沢明、公聴会などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで