知らなきゃよかった“フェイスブックの6つの闇”! ザッカーバーグが米議会に提出した500ページの回答書で新判明!

■4. 上院議員をガチスルー

 4月の尋問でザッカーバーグ氏に噛み付いたクルーズ上院議員(共和党)。今回の質問状では114もの質問を提示し、さらに「質問に対する回答を、他の質問に転用しないように」と但し書きまで添えた上で、ザッカーバーグ氏に対して質問を行った。このような但し書きを添えたのは、明らかにザッカーバーグ氏が間接的な回答を並べた「のらりくらり作戦」で応じてくることを見込んでのことだろう。

 にもかかわらず、フェイスブックの弁護士は「その質問については質問2の回答のとおりです」と答え、60個もの質問をこの手でスルーしまくっている。

知らなきゃよかったフェイスブックの6つの闇! ザッカーバーグが米議会に提出した500ページの回答書で新判明!の画像3Big Think」の記事より


■5. 他の上院議員もガチスルー、しかしボロ出まくり……

 4月の公開尋問におけるグレアム上院議員の質問は、こうだった。

「フェイスブックのビジネスモデルは独占的かつ支配的ではないか?」

 これに対するザッカーバーグ氏の回答は、これまたのらりくらり。

「うーん、写真のジャンルならDaily MotionもあるしFlickrも活躍しているし。ビデオならYouTubeの存在もあるし。メッセージを送るならSkypeやLINEもある。世界の広告ビジネスが約6500億ドル規模と仮定して、フェイスブックはわずか6%なのです」

 ……いやあ、よくぞ明言してくれたよ、「6%」と。その6%の人たちを、写真、映像、メッセージ内容、ログ、その他諸々という360度の視点からきっちりと把握してしまっているのだ。十分な市場規模を十分すぎる角度から、フェイスブックが固めてしまっていることを、自らポロリと言ってくれた。


■6. 「だって、結局みんなやってるじゃん!」

 回答書で見せたのらりくらり作戦は、最終的に開き直り作戦で締めくくられている。フェイスブック側弁護士の回答がすごい。

「大多数のウェブサイトとアプリはユーザー情報を共有し、それをさらに複数の第三者とも共有しています。例えば上院の各種委員会のウェブサイトは、その情報をグーグルとグーグルの系列会社でまず共有し、さらに解析会社Webtrendsとも共有しているんですよ? 個人情報を共有することは、これと同じ原理です」

 ……いや、フェイスブックさん、それは違うんじゃないかな(汗)。上院委員会のウェブを訪問した人達の情報を、Webtrends社が、他のマーケティング利用のためにカスタマイズしているとは思えない。顔写真、メールアドレス、スマホの電話番号、視点の動き、マウスの動き……そのような超が付くほどの個人情報をきっちりカスタマイズできた上で第三者と共有することと、政府機関がただの閲覧履歴を共有することは、全く違うだろう。

 それにしても、アメリカ政府とザッカーバーグが展開するこのカオス……一体いつまで続くのだろうか?
(文=鮎沢明)
参考:「Big Think」、ほか

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