米軍が開発した伝説のマインドコントロールゲーム「ポリビウス」とは? プレイ後に強力な副作用、自殺した子も…

 かつてゲームセンター好きの子どもたちの間で順番の取り合いになるほどの人気を博したものの、なぜかすぐに姿を消したアーケードゲームがあったという――。


■伝説のアーケードゲーム「ポリビウス」とは

「ブロック崩し」や「スペース・インベーター」、「パックマン」など、1970年代から80年代にかけてアーケードゲームが華やかだった時代に、突如ゲームセンターに現れて人気を博したものの、その後なぜかすぐに撤去されたゲームがあったという。その名も「ポリビウス(Polybius)」だ。

米軍が開発した伝説のマインドコントロールゲーム「ポリビウス」とは?  プレイ後に強力な副作用、自殺した子も…の画像12007年に再現された「Polybius」(本物ではない) 画像は「Wikipedia」より

 オルタナティブ系オンラインメディア「Disclose.tv」によれば、ポリビウスは1981年に米オレゴン州ポートランドのいくつかのゲームセンターに設置されたという。

 登場するや、すぐさま子どもたちの間で評判になり、順番をめぐってトラブルが起きるほどの人気ゲームになった。どんな内容のゲームだったのか、正確に覚えている人は今や少ないのだが、一説ではシューティングゲームとパズルゲームを組み合わせたようなゲーム内容であったとも言われている。ちなみにポリビウスというゲーム名は、古代ギリシアの歴史家・ポリュビオスにちなんでいるということだ。

 ゲーム内容よりも印象深いのはその“副作用”であったという。ポリビウスをプレイした後、決して少なくない数の子どもたちが気分が悪くなったり吐き気がしたり、その夜に悪夢を見たりする報告が相次いでいたのだ。

 悪夢を見た子どもはそれが原因でベッドに就くのが恐くなって寝不足になる者も現れ、また中にはてんかんのような発作を起こしたり、自殺を試みる(すべて未遂だったようだが)子どもまでいたという。自殺未遂に及んだ子どもの話によれば、プレイ後にしばらくの間、自分の思考が自分でコントロールできなくなっていたという。自分の精神が自分のものではなくなったということである。ポリビウスのゲーム内容やグラフィックに何かマインドに強い影響を及ぼす要素があったということなのだろうか。

 ポリビウスが他のゲームと違っていたのは頻繁にメンテナンスされていたことも挙げられるという。通常、マシンメンテナンスは週に1回なのだが、ポリビウスだけは黒いスーツ姿の男たちが営業時間中にも頻繁にやって来ては筐体を開いて、持参している機器とつないでいたという。明らかにプレイデータを回収しているようであったということだ。この黒スーツの男たちはいわゆる“メン・イン・ブラック”なのかもしれない。

 そして導入からまだ間もなく、人気も絶頂に達していたある日、やって来た黒スーツの男たちは何の説明もなくポリビウスを運び出し、トラックに載せて持ち去ってしまった。そうしてこのつかの間の人気を得たポリビウスはゲームセンターから姿を消すことになったのだ。

米軍が開発した伝説のマインドコントロールゲーム「ポリビウス」とは?  プレイ後に強力な副作用、自殺した子も…の画像2 「Disclose.tv」の記事より

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