「DNAコンピュータ」開発計画をアメリカの諜報機関が発表!莫大な費用と電気消費量も…!
■3段階のステップで開発を実現
データセンターでどれ位の電力を消費するのかというと、2016年の時点で吸い上げた電力量は416.2テラワット時だったという。理系でない人はこの数字にピンとこないかもしれないが、日本で使用される一年間の総電力量が900強テラワット時であることを考えると、世界のデータセンターを維持するだけで、日本の全人口が使う約半年分もの電力が一年間で消費されている計算になる。当然、データセンターの増加に伴い温室効果ガスも増加していることは言うまでもない。
当初、DNAコンピュータは、より高密度の情報格納と、より少ないエネルギー使用を両立することが謳われていた。しかし、それは本当に実現できたのか? 十分な答えはまだ明かされていない。
今回の発表で、IARPAは、新たな技術開発のために必要な研究ジャンルを3つに分け、それぞれの研究を2年ずつかけて達成する、と言い切った。まず、データをDNAに組み込むべきか他の分子に保管すべきかを仕分ける高速技術を開発するのに2年間を費やす。次に、データの高速検索方法を開発するために2年間を費やす。そして、実際にオペレーティングするためのシステム開発に、やはり2年間かけるという。
このような研究開発が本当に可能かどうかも定かではないし、国家にとって必要な研究開発なのかもよく分からない。ただ、大気汚染とこれに必要な国家予算が増加することは、間違いないだろう。
参考:「Live Science」、「HPC Wire」、ほか
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