「こんな集落があったとは…」世界遺産・長崎の歴史に衝撃的新事実! 隠れキリシタンの末裔も驚愕した“聖マリア像”とは?
この「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の中でも観光客や離島マニアなどに人気のあるのが、「野崎島の集落跡」(北松浦郡小値賀町)だ。登録された内容を見ると同島全体がその対象となっているが、この名称で登録された。
五島列島の北部に浮かぶ野崎島は、佐世保市から航路で90キロメートルの西海上に位置し、野首集落跡には、旧・野首教会があり、キリスト教徒の墓跡なども残されている。
観光資源としての魅力は十分で、風光明媚なところとなっている。島内には、廃校になった小中学校を改装して整備した宿泊施設もあることから、数日間滞在することも可能だ。現在、島内で暮らしている人はいないが、この施設を管理している団体の職員1名が同島に住民登録をしている。
このような野崎島だが、数年前に衝撃的な事実が明らかになっている。キリスト教徒が住んでいなかった野崎集落で聖マリア像が“発見”されたのだ。
かつて野崎島には、野首や船森、野崎という3つの集落があった。遠い昔に潜伏キリシタンの人々がこの島にやって来ると、野首集落と船森集落で生活を始めた。それ以降、キリスト教徒の人たちが住んでいたのは、この2つの集落だった。野崎集落に住んでいたのは、神道を信仰する人たちだけとなっていた。潜伏キリシタンの末裔であり、野首集落で暮らしていたことのある長老に話を聞くことができた。
「それは本当に驚きましたとですよ。野崎(集落)には、神道を信仰する人たちしか住んでいなかったとですよ。この写真がそうとですか……。確かにマリアさまですたい。我々は、隠れキリシタンの末裔ですけど、身分を隠しおって、そがんば人がおったとですかね? みんな島民は仲良く行き来をしておったとですし、食料の物々交換などもやっとったとですよ。顔も良く知っておるとです。これはもしかすると、嫁に来た人が隠れキリシタンの末裔で、(野崎)集落の誰にも知られないように信仰しておったのかも知れんとですよ。本当に驚いたとですよ……」
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2024.10.02 20:00心霊「こんな集落があったとは…」世界遺産・長崎の歴史に衝撃的新事実! 隠れキリシタンの末裔も驚愕した“聖マリア像”とは?のページです。世界遺産、長崎、小倉門司太郎、マリア像、天草、野崎島、キリシタンなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで