「こんな集落があったとは…」世界遺産・長崎の歴史に衝撃的新事実! 隠れキリシタンの末裔も驚愕した“聖マリア像”とは?
2018.08.28 14:00
現在、野崎集落に残されているこの家は、廃墟となっている。建物の半分はすでに倒壊し、聖マリア像の置かれている部屋などがかろうじて残されているだけだ。この集落で暮らしていた女性に話を聞いた。
「最後まで島に住んでいたのは、私たち野崎集落の神道でしたね。島の北端にある沖ノ神島神社では、近年まで祭事が行われていました。この神社は(慶雲元年〔西暦704年〕)に小値賀島(おぢかじま)の地ノ神島神社から分祀して創建した厳格な神社です。ご神体は、私たちが島を離れる前に隣の小値賀島にある神社に移されていますので、もう今となっては、あそこには『神殿』が残っているだけです。でも、びっくりしましたね。私たちの集落にもキリスト教徒がいたんですね……」
以前、野崎島に住んでいた人たちは、驚きを隠せない様子だが、野崎集落での“聖マリア像発見”は、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録を覆すようなものではない。もちろん、観光客の誘致に支障をきたすものでもない。しかし、この“聖マリア像発見”は、野崎島最大のミステリーと言うことができるだろう。今後の調査に期待がかかる。
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