「切る牌が光って見える麻雀士がいた」萩原聖人が麻雀の不思議現象と“ツキ”についてキックと語る!

キック:麻雀の運がいいときにはほかのところの運も連動して良くなるのか、それとも悪くなってしまうのか、っていうのはどう思いますか?

萩原:それは分からないですね。運の量っていうものをあんまり考えたことがないから。そのバランスはどうなってるんでしょうね。運って底をつくんですかね?

キック:「すべてが同時にうまくいくことはない」って言われていますよね。総取りはできないから、いいことも悪いことも繰り返していく。

萩原:ただ、例えば麻雀で今ツイてるから全部行け行けって言っていても、永遠にあがり続けることはできないんですよ。運に乗っかって打っていても、必ずどこかで誰かがストップをかけるわけじゃないですか。だから、人生もそういうもんなんじゃないかと思うんですよね。

「切る牌が光って見える麻雀士がいた」萩原聖人が麻雀の不思議現象とツキについてキックと語る!の画像3

キック:この間、萩原さんにうかがった話ですごい印象的だったのが、麻雀番組の『THEわれめDEポン』で見栄晴さんと打ったときのことで。最後の最後に見栄晴さんにとんでもないツキが来たんですよね。そのときに見栄晴さんのお母様が亡くなられたんでしたっけ?

萩原:そうなんです。その写真を持ってこられていて、終わった後に泣きながら「母に感謝します」っていう感じのことをおっしゃっていて。僕はめっちゃ悔しかったですね。

キック:そんなにあり得ない展開だったんですか?

萩原:例えば、僕が高い手でテンパイしてリーチもかけないで待っていたとき、あとで見ると見栄晴さんはその当たり牌をつかんでいるんですよ。それを切ってしまってもおかしくないのに、なぜか切らないんです。で、そのときのことを「覚えてない」って言うんですよね。本当に神がかってました。

――一般的には、麻雀では昔から「運」とか「流れ」が大事だと言われていたものですけど、最近のプロ麻雀の世界では「確率論に基づいて合理的な打ち方をするのが正しい」というような考え方が主流になっている気もしますが、萩原さんはその点はどう思われますか?

萩原:それがエンタメとして成立していればいいんじゃないですか。例えば、野球で言うと「ここは直球勝負だろう」っていう場面でも変化球で打ち取ってしまうとか。それはそれで1つのエンターテインメントだなって。いろいろな要素はありますけど、結局それぞれの麻雀のスタイルがどれだけ本物なのかっていうのが問われてくるんじゃないかと。

キック:それぞれのキャラクターがより前面に出てくるということですね。土田浩翔さんなんか完全にオカルトですよね。

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萩原:あの人は……宇宙人ですね(笑)。

キック:朝起きて家を出て、最初の信号が赤だったりすると、今日はもう流れが悪いって思うみたいで。土田さんはもともと徹底的に理論で打っていたんですけど、ある程度のところまで行くとそれだけでは勝てないということに気づいた。それでオカルトに入っていったんですよね。

運っていうものは「地運・天運・人運」っていうのがあって。自分が努力することによって来る運と、生まれたときから持っている運と、人からもらえる運がある、っていうふうに語っているんですよね。

萩原:そこまで信じられればいいと思うんですよ。だけど、「日頃の行いに気をつけていてたくさんの施しをしたのに、ちっとも運が良くならないじゃないか」って思ってしまうような弱い人がいっぱいいるんです。僕もたぶんそうなんですよ。だから、自分のレベルでは運は操れない気がしているんですよね。そんなこと言ったら真面目に一生懸命コツコツ努力している人たちがみんなツイちゃうはずだし、みんな社長になっちゃうだろうし。僕はもっとアバウトに大きく考えていますね。

【萩原聖人×キック 対談シリーズまとめはコチラ】

●プロフィール 萩原聖人
TVドラマ『はいすくーる落書2』(90年/TBS)で人気を博し、映画『学校』(93年)、『月はどっちに出ている』(93年)などで映画賞を多数受賞。『マークスの山』(95年)、『CURE』(97年)で日本アカデミー賞優秀助演男優賞他を受賞。近年の主な出演作品に【舞台】『魔術』(16年)、『百年の秘密』(18年)【映画】『きみの鳥はうたえる』(18年/三宅唱監督)、『こんな夜更けにババナかよ』(18年冬公開予定)【TVドラマ】『みをつくし料理帖』(17年/NHK)、『復讐捜査』(18年/EX/主演)など。また、俳優業の傍ら麻雀の腕も磨き、フジテレビの麻雀バラエティ番組「THEわれめDEポン」では13回優勝。芸能界最強の腕前と言わ続け、2018年に日本プロ麻雀連盟に加盟した。
<告知> 8月から9月にかけて、伊坂幸太郎の小説が原作の舞台『死神の精度~7 Days Judgement』が、東京、岡山、愛知、兵庫、山形、宮城、岩手で上演される。 『死神の精度 ~7 Days Judgement』の詳しい情報はコチラ→https://twitter.com/7days2018

●プロフィール キック
1979年11月13日生まれ東京都出身。2005年デビュー。ムエタイ漫談のネタでNTV『エンタの神様』等に出演。近年ではサイキック芸人としてバラエティ番組に出演中。趣味は、オカルト研究、夢日記をつける、温泉巡り(温泉ソムリエの資格あり)野球、ゴルフ、空手、キックボクシング、食べ歩き。特技は、ハイテンションタロット占い、ダウジング、負けないじゃんけん!

<告知>8月8日(水)より、Amebaが運営する知識や特技などのスキルを商品化して販売するプラットフォーム「REQU(リキュー)」にて、『サイキック芸人』キックの占いが販売開始!ユーザーの悩みに対して「タロット」「風水」「数秘術」を駆使してアドバイス! 普段は「ハインションタロット占い」で占いをネタにしてテレビに出演していますが、テレビでは見せない『ガチ占い』が、口コミで広まって、今回「REQU」で商品となった!「キックさんの占い、マジで結構当たるんです」(トカナ編集部より)
・「REQU」 → https://letter.requ.ameba.jp/

【レギュラー番組】
エンタメ〜テレ「超ムーの世界シリーズ
Youtubeチャンネルキックのすべて
ニコジョッキーキックのサイキックチャンネル
【ブログ】http://ameblo.jp/kickhoshi/

文・取材=ラリー遠田

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