北海道地震で住宅倒壊した土地はやはり“危険な場所”だった! もしも東京で起きたらトンデモないことに…!
■首都直下地震のリスク
今月8日、札幌市清田区を現地調査した京都大学防災研究所の釜井俊孝教授は、谷を盛り土で埋めることは東京などでも多く行われていて、今回の液状化現象は「首都直下地震などでどこでも起こり得る災害だ」(産経ニュース、2018年9月10日)と警告する。
東京都による「表層化地盤の揺れやすさマップ」では、地震発生時の揺れやすさの度合いを色分けし、中間を示す「緑色」から順に、「黄色」→「オレンジ色」→「赤色」になるにつれてより揺れやすいことを示す。そして、23区は全体的に標準よりも揺れやすい色で埋めつくされ、特に東半分が「赤色」「オレンジ色」ばかりとなっている。過去に何度も警告しているように、かつて海だった軟弱地盤に加えて、海抜が低い「0メートル地帯」や液状化が懸念される埋立地も多く、首都直下地震が起きれば想定外の甚大な被害が出る恐れがあるだろう。
■自分が住む土地をチェックしろ!
このような情報を見れば、自分が住む土地の地盤や揺れやすさが一目瞭然となるため、読者たちも急いでチェックすることをお勧めする。たとえば、特設サイト「揺れやすい地盤」(朝日新聞)では、住所を入力するだけで、揺れやすさの値が表示される。
筆者が住む東京都小平市花小金井6丁目を入力すると、揺れやすさの目安は「1.42(場所によって揺れやすい)」とある。揺れやすさは最高値で3.0であるため、中間程度ということになる。多摩地区は標準を示す緑色が多く、一部に黄色が混ざる。都心と比べて、住宅密集度などさまざまな点を考慮しても、多摩地区の方が被災リスクが低いことがわかるだろう。
もっとも、自分の家が川・沼・池・水田など軟弱な土地を埋め立てた場所に建っていないか、よりピンポイントで地盤の状態を知りたい場合は、専門の調査業者に依頼するのが確実だ。「防災対策」というと、食料備蓄や帰宅困難などが話題になりがちだが、最優先はまず“命が助かる”ことだ。地盤の状態を把握しておくことも決しておろそかにすることはできない。首都直下巨大地震などの大災害が起きてからでは遅い。今すぐ行動に移していただきたい。
参考:『もし大地震がきたら? 最新47都道府県危険度マップ』(エクスナレッジ)、「揺れやすさマップ」(東京都)、「揺れやすさマップ」(北海道)、「揺れやすい地盤」(朝日新聞)、ほか
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