ホーキング博士の最終予言「スーパーヒューマンの出現」が絶望的!「従来の人間が絶滅」格差社会の究極系とは!?
■生涯を懸けた10の“ビッグクエスチョン”
ホーキング博士最後の著書『Brief Answers to the Big Questions』は昨年に執筆がスタートしたのだが、今年3月の逝去により残念ながら最後まで書き切ることはできなかった。それでもホーキング博士の娘であるルーシー・ホーキング氏が遺稿の体裁を整えて編集し、こうして世に出ることになったのである。
本著でホーキング博士が取り組んだ“ビッグクエスチョン”とは以下の10の問題であるという。
・ 神はいるのか?
・ どうやって宇宙(この世)は始まったのか?
・ ブラックホールの中には何があるのか?
・ 我々は未来を予測できるのか?
・ タイムトラベルは可能なのか?
・ 我々は地球上でサバイバルできるのか?
・ 宇宙に我々以外の知的生命体はいるのか?
・ 宇宙を植民地化すべきなのか?
・ 人工知能(AI)は我々の知能を上回るのか?
・ 未来をどう形成すればよいのか?
いずれもホーキング博士が生涯を通じて取り組んできた問題である。
ほかにも本書の中でホーキング博士は、我々人類は将来的に地球を離れること以外に選択肢はなく、そうしなければ「全滅」する危険性があることを指摘している。また今後100年以内にAIは人間の知能を上回ると予測し、我々はAIが間違った方向へ進まないよう常に確認する必要があると警告している。
さらにホーキング博士は今後50年以内のうちに我々は生命がどのように始まったのかを理解し、生命が宇宙の他の場所に存在するかどうかを知ることになると言及している。つまり、あと50年で、エイリアンの存在有無について最終決着がつくということになる。
本書の日本語版が出るのかどうかは現時点では情報は出てこないが、英語に抵抗がなければアマゾンではKindle版も用意されているようだ。興味を持った向きは目を通してみてもよいだろう。
参考:「The Guardian」、「The Daily Star」、ほか
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