怖いくらい幸運が舞い込む「奇跡の画家」リンベン氏インタビュー！ 実力ではなく“描かされている画”の謎に迫る！

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タムケン：　この前、僕がやっている『首都神話』っていうトークライブでもその話をして、僕が頂いた画を会場で見せたんですけど、見た人の反応がすごくて。そこから「ぜひ私にも描いてほしい」っていう相談も結構来たんです。そういうふうにどんどん人の幸せがつながっている感じがあるんですよね。

　どういう画を描くのかっていうのも、自分の中で構成も何もなくて、輪郭を描いている時点でこの部分を何色にしようとかって考えてるんじゃないかと思うんですよね。その色も、本当にそのときに降りてきてる色を塗っているでしょうし。描くためのキャンバスにもこだわりがないんですよ。平面の画だけじゃなくて、頼まれて車に描いたこともあるんです。名古屋でしたっけ?

リンベン：名古屋です。

タムケン：リンベンさんが車体に花をいっぱい描いたんですけど、その車がいま名古屋を走っているらしいんですよ。

リンベン：靴とか帽子にも描きましたし、フェラーリのホイールにも描いたことがあります。何にでも描きますね。

――リンベンさんに絵の注文をするときには、描いてほしいものを具体的に伝えればいいんでしょうか?

リンベン：そうですね。例えば、「家で飼ってた猫が死んでしまってさみしいので猫を描いてください」とか、「子供の干支を描いてほしい」とか。あと、金運アップだったら蛇とか。そうやって言われたら下書きをサササッと描いて「これでいきますよ」って見せて、それから色を付けていくんです。

……僕、女の子大好きなんすよ。かわいい子がいたらもう、連れ去りたいですもん。でも、こんな素晴らしい画を描けるようになったけん、女遊び、一切やめたんですよね。そしたら今は女房がかわいくてたまらんくて。毎日「イエーイ」みたいにしてるんすけど。

リンベン氏の作品（HPより）

――楽しそうですね。（笑）

タムケン：ただ、僕が思っているのは、リンベンさんのこの力って、今までの人生でいろいろ悪さをしてきて、それを浄化するために出てきた才能っていう感じがするんですよ。だから、その蓄積されていた分がゼロになったらプツッと描けなくなるんじゃないかな、っていう気もするんです。今でも神がかり的な力で描いているから、自分の本当の実力の画ではないんですよね。だから、いつ終わりが来るのか分からないって思うんです。急に「ごめん、描けなくなっちゃった」とかって言いそうな気がする。

リンベン：それは分からんですね。まだ満足にはいっとらんけん。まだまだ描けると思いますけどね。

――満足いっていないとはどういうことですか?

リンベン：ちょっと病んでる感じの人とかを見たら、「俺の画を買えばいいのに」って思いますもんね。そうすれば絶対変わるのに、みたいな。

タムケン：リンベンさんの頭の中には、ビジネスとして成功するためにはどうするか、っていうのはないんですよ。こうしたらみんなが喜ぶかな、っていう感覚なんですよ。そこにお金の計算は入ってないんですよね。喜んでもらえるならやろうっていうボランティア精神なんです。

リンベン：自分の人生をずっと振り返ってみたときに、空手もずっとしよったし、足も速かったんです。足が速くてかけっこで1番になった。そのときにも自分が嬉しいっていうよりも、おふくろとか親父が喜んでるのが嬉しかったんです。ちっちゃいときからそんなのがあったけん、今も女房が喜ぶのが嬉しい、子供が喜ぶのが嬉しい、仲間が喜んでくれるのが嬉しい。

タムケン：その性格の部分はもともと持ってる素質なんでしょうね。

リンベン：僕みたいな勉強もできない馬鹿が家族持って、今こうやって生活できとるけん、なんか間違ったことはしとらんとかなと思ってますね。
（取材・文＝ラリー遠田）

※この記事でRINBENさんの画に興味を持った方はtamukenwriter@yahoo.co.jpまで。ご希望にそった画をタムケン価格で提案させて頂きます！

<プロフィール>
●リンベン
RINBEN（リンベン）。本名は林勉（ハヤシツトム）。1968年、佐賀県伊万里市生まれ。広島在住。約6年前に肩を大怪我し、それが治った直後に急に画が描けるようになった。見る人の心を明るくハッピーにできるフラワーアーティストとして、現在活躍中。
HP：http://rinben.com/

●タムケン
東京都出身の放送作家。主な担当番組に「バゲット」「ＰＯＮ！」「エンタの神様」「情報7days ニュースキャスター」「第二アサ秘ジャーナル」「草野☆キッド」などがある。島田秀平らと共に「未確認噂話『首都神話』」トークイベントを都内で毎月開催中。

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