【ガチ】宇宙に「影の文明」が存在する可能性! 暗黒物質が「絶対に見えない星・アクシオン」を形成…研究者発表!!
空間を満たしている物質には、いまだにその存在が確認できないダークマター(暗黒物質)がある。欧州宇宙機関の観測結果では、宇宙空間の約27%がこのダークマターであるともいわれているが、その存在はあくまでも物理的推論を重ねていった上での仮説である。
暗黒物質の最有力候補として素粒子物理学で注目されているのが、アクシオンと呼ばれる物質だ。アクシオンは強い磁場の中で光に変わると予測されており、この性質を利用した検出が世界各国で試みられているという。
■暗黒物質は「見えない星」を形成している
だが、この度、アクシオンを地上で検出することはどうやら難しいことが明らかになった。なんと、アクシオンの大部分は“見えない星”を形成しているというのだ。科学ニュース「Live Science」(10月31日付)が、報じている。
10月12日、ロシア科学アカデミー原子核研究所のドミトリー・レフコフ氏が、アクシオン星に関するコンピュータシミュレーションの結果を物理学速報誌「Physical Review Letters」に発表。その内容は、簡潔に言えば、10億年~1000万年ほどの時間があれば、重力によってボース=アインシュタイン凝縮が起こり、アクシオン星が誕生することが分かったというものだ。
先行研究でも、アクシオンのボース=アインシュタイン凝縮体が重力の影響でアクシオンを引きつけ、結果的にアクシオン星ができることは知られていたそうだが、今回の研究ではアクシオンのガスから“自ずと”アクシオン星が形成されることが確認されたという。
10億年~1000万年とは途方もない時間だが、宇宙の年齢よりは若いため、宇宙空間にはこうしたアクシオン星が至るところでできている可能性もあるだろう。英紙「Express」(10月30日付)は、想像逞しく、アクシオン星には「影の文明」が存在するかもしれないと指摘しているが、もしかしたら宇宙は不可視の暗黒生物で満たされているのかもしれない。
また、レフコフ氏によるとアクシオン星はダークマターを引き寄せながら成長しているかもしれず、もし大部分のダークマターが星として存在するならば、「地球上の検知器でダークマターを発見することは難しい」(レフコフ氏)とのことだ。東京大学やCERN(欧州原子核宇宙機構)は太陽から飛来するアクシオンの検出実験が行われているが、この方法では永遠にダークマターは見つからないかもしれない。
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