【緊急速報】伝説の「ユニコーン」と人類が“共存”していたことが新発覚! 初のDNA解析でガチ判明!(最新研究)
■絶滅の理由は?
伝説の中で、ユニコーンは非常に獰猛だが、人間が殺すことができる生物とされている。では、エラスモテリウムもそのような生物だったのだろうか? さらに気になるのはエラスモテリウムが消えた理由である。エラスモテリウムを絶滅に追いやったのは人類だったのだろうか?
科学メディア「Science Alert」の記事によれば、エラスモテリウムの絶滅の原因は気候変動と考えられているようだ。シベリアは寒冷化により草地がなくなっていき、永久凍土と化した。エラスモテリウムはその体型や歯の分析から、地面に生えた草だけを食べていたと考えられている。環境の変化に合わせ、他の動物は低木などを食べるようになったが、頭を上げることができなかったエラスモテリウムはそのような適応ができなかったようなのだ。そして、草原のなくなったシベリアから、エラスモテリウムも消えたのである。
果たしてエラスモテリウムは人類と同じ時代、同じ土地に生きていたのだろうか? 人類の祖先が語り継いだ古代の記憶がユニコーンの伝説になったとすれば、実にロマンあふれる話だ。また、シベリアのエラスモテリウムがおよそ3万年前まで生きていたとすれば、永久凍土のどこかにかつての姿を残したまま埋まっている可能性も出てくる。実在したユニコーンの姿を、いつか我々も目にすることができるかもしれない。
(編集部)
参考:「Science Alert」「Nature ecology & evolution」ほか
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