北朝鮮の名物アナウンサーが引退を発表! 後任はグラマラスな美女… 金正恩による独裁強化の思惑か!?
「The Sun」は、こうしたメディア改革の背景には、北朝鮮人民が外部の情報に触れる機会が多くなったことが影響していると指摘している。たとえば、隣国である韓国のテレビ番組など、近代的な番組を知っている人々からすれば、北朝鮮のテレビ放送はあまりにも旧時代的に映るだろう。自国が周辺国よりも“劣っている”という劣等感は人民統制を困難にする。
そうした意味で、金正恩氏のメディア改革は、“近代化”とは名ばかりの「独裁主義・人民統制の手段」に過ぎないのだ。そして、独裁国家のこうした“変化”には特に警戒しなければならない。
ジャーナリスト殺害を支持した疑惑のあるサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子も、表向きは「保守的なサウジアラビアの改革者」として、女性の運転解禁などを行ってきたが、プリンストン大学の中近東研究者バーナード・ハイカル教授は、ムハンマド皇太子の政治的態度を「ポピュリズムと混ぜ合わさった独裁的国家主義」と評している。
朝鮮半島の南北統一ムードが高まっているが、北朝鮮ではこれまでにも増して独裁的傾向が強まっていく可能性もある。さらに6日には北朝鮮が長距離ミサイル基地を大幅に拡張していることが明らかになるなど、再び金正恩の今後の動向が注目されている。ともかく、拉致問題や非核化といった問題を残したまま、なし崩し的な統一をすることだけは避けて欲しいものだ。
(編集部)
参考:「The Sun」、ほか
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