12月21~25日に「惑星直列」で大地震発生か!? 3.11や北海道地震など前例多数、独自分析で“法則”判明!
12月21日前後のクリスマス期間中、「惑星直列」によって大地震が起きるという説がある。10月19日の記事でも紹介しているが、これはオランダ人の著名な地震予知研究家の指摘に基づく予測だ。
筆者は長年、地震予知研究の一環として、天体配置と地震発生の相関について研究してきた。そして、太陽系の天体が“ある形”を作るタイミングで、とりわけ大地震が起きやすい傾向があることを突き止めている。過去の大地震の実例を紹介しながら、本当に12月21日前後に大地震が起きるのか、じっくり考察してみたい。
■12月21日、惑星がとても危険な位置に……!
前述のフランク・フッガービーツ氏による地震予測は、占星術的な理論に基づく見解で、地球とそれ以外の太陽系の惑星、そして月の配置から地震発生の日時を読み解こうとするものだ。この手法によって、最近では2015年のネパール大地震(M7.8)、2016年の熊本地震(M7.3)などの大地震を予測・的中させてきた。先日の記事で紹介した「12月7~13日に大地震が発生する」という予測はどうだったかというと、今月11日に大西洋・サンドイッチ諸島でM7.1の地震が発生し、またもや的中となった。
そしてフッガービーツ氏は、「2018年12月21日に惑星がとても危険な位置に配置されます。これにより12月21~25日の間に巨大地震が発生するでしょう。現在の計算だとマグニチュード7~8の地震になりそうです」と断言している。その主たる要因として、同期間に発生する「惑星直列」から判断しているようだ。
オカルト界隈では有名な、この「惑星直列」という現象および呼称ではあるが、実際のところ地球を中心に見て太陽系で3つ以上の惑星・月が“完全に直列”になることは確率的にはほとんどあり得ないため、正確な呼び方ではない。そこで筆者は、天文学の用語を借りて「惑星集合」と呼ぶことにしている。そして今月1日、米・アラスカ州南部でM7.0の地震が発生した時点で、すでに惑星集合の状態が発生しており、水星・木星・太陽・土星・冥王星・火星・海王星の7つの天体が地球を中心にして約110度の範囲に集合していた。それが地震発生に何らかの影響を与えていたのかもしれない。今月5日、ニューカレドニア諸島で起きたM7.5の地震についても同様だ。
■筆者の独自分析によって判明「大地震が起きやすい天体配置」
では、占星術によって本当に地震を予測できるものなのだろうか? 実は筆者も、天体配置が地震の発生に影響を与えるかどうか長年研究してきた。「占い」とは切り離して、純粋な科学的観点から捉えているという違いはあるが。
海外に目を向けると、天体配置が太陽系や地球上の事象、そして人間の行動に影響を与えるという科学者や民間研究者の指摘は枚挙にいとまがない。たとえば、「複数の惑星が“ある角度”をつくる時、地球上でラジオの電波障害が起きやすい」「太陽嵐は、複数の惑星が太陽を中心に“ある角度”をつくる時に発生しやすい」「天王星の位置と地震発生には関係がある」といった具合だ。このような指摘は占星術でいうところの「アスペクト」、すなわち地球を中心に見て複数の天体が、90度・120度・180度といった角度を作る時に特定の意味づけを行うという発想と共通する部分があるだろう。
とはいえ、25年にわたるSE時代に培ってきたデータ解析の手法によって、世界で起きた巨大地震を分析してみたところ、以下のような傾向が判明したのだ。
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2024.10.02 20:00心霊12月21~25日に「惑星直列」で大地震発生か!? 3.11や北海道地震など前例多数、独自分析で“法則”判明!のページです。占星術、百瀬直也、東日本大震災、巨大地震、太陽系、惑星直列、フッガービーツなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで