脱いだチンパンジーの肉体が美しすぎて筋トレ厨涙目! ヒトの4倍強い筋力で獰猛…
SF映画の金字塔『猿の惑星』が初めて世に出たのは1968年のことだ。後にオリジナルとリブート・シリーズが続々と映像化されており、その不朽の名作ぶりは言うまでもないだろう。だが、人間がチンパンジーに支配されるという設定を「フィクションで良かった!」と、涙ぐんでしまいそうな学説が今、注目を浴びている。
■チンパンジーは強靭な“細マッチョ”
チンパンジーは最もヒトに近い生物として考えられ、遺伝子的にもDNAの95~98%が共通している。そんな人類の“イトコ”たちだが、肉体的強度に関しては、少なく見積もってもヒトの4倍以上のパワーを持っているという。
「チンパンジーは驚くほど怪力で、敏捷な動物です。万が一、1対1で対決となれば、人間はイチコロでやられてしまうでしょう」と語るのは、シカゴにあるリンカーン公園動物園所属で、「Study and Conservation of Apes(霊長類保護研究所)」所長のスティーブ・ロス氏だ。ジャングルの猛者である彼らにチョッカイを出そうなんて、夢にも思わないほうが身のためらしい。
この「ヒトの4倍の力」とは、ズバリ筋力の差だ。秘密は、筋繊維の長さにある。チンパンジーの骨格筋繊維はヒトのそれより2倍長いため、筋収縮が強力なのだという。筋肉が筋収縮を起こす際、あらゆる動作においてヒトの数倍の力を発揮するといわれている。
動物園の檻の中を徘徊する彼らからは、さほど筋骨隆々な印象は受けないかもしれない。だが、彼らが体毛を落とした姿を見れば、考えも変わるだろう。いわゆる完全なる“細マッチョ”で、躰にまったく無駄がないのだ。
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