『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングはクソ野郎!? 歌も踊りも微妙… 映画のダークサイドが指摘される!
地上波での放映が決まり、再び注目を集めている2016年の大ヒット映画『ラ・ラ・ランド』――。美しいシーンが満載のミュージカル仕立てのラブロマンスには意外な“ダークサイド”があった!? 主役の1人、ライアン・ゴズリング扮する男性ジャズピアニストは実は恋愛対象として“最悪”であるというのだ。
■自分の趣味嗜好を相手に押し付ける男
米・ロサンゼルスの街を舞台に、女優を目指すミア(エマ・ストーン)と売れないジャズピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)のラブロマンスがミュージカル演出の鮮やかな映像で綴られていく『ラ・ラ・ランド』は、アカデミー賞で6部門を受賞する大ヒット映画である。ハーレクイーンロマンスを地で行くようないかにも女子受けを狙ったラブロマンスなのだが、大人の女性の目にはジャズピアニストのセブは“最悪”の男であるという。いったいどういうことなのか。
英紙「The Guardian」などに連載を持つコラムニストのハードリー・フリーマン氏は『オズの魔法使』などのミュージカル映画が好きであるというが、この『ラ・ラ・ランド』はどうも好きになれなかったという。登場する男性主人公が、ロマンスの相手として“最悪”だというのだ。
ライアン・ゴズリングが演じる男性ジャズピアニストのセブだが、鼻持ちならないスノッブな人物として描かれている。セブは本物のジャズしか認めず、いつか本物のジャズだけを聴かせる店を自分で経営したいという野望を秘めていて、物語の序盤では、雇われ先の店内で契約通りの曲を弾かなかったことでレストランを解雇されてしまうエピソードもある。
劇中でセブは場を盛り上げるために仕方なくアーハの「テイク・オン・ミー」やフロック・オブ・シーガルの「アイ・ラン」を演奏するシーンがあるのだが、これはセブにとっての“屈辱”として描かれているのだ。
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