人が二次元エロに興奮するのは進化の証だったことが判明! ヲタたちに発動する「超正常刺激」の謎とは!?
■進化論的にも2次元キャラの方が魅力的
そして、進化心理学者のデイヴィッド・バス博士によると、hentaiが好まれる理由も超正常刺激から説明できるという。人間の男は進化の過程でより子どもを産むに適した女性を見つける必要があった。美しさは見る人次第で変わるというが、ある女性を美しいと感じる感性は数百万年の進化によって磨かれたものだとバス博士は言う。より出産に適した女性を探す上でなによりも大きな情報を与えてくれるのが外見だからだ。
文化によって女性の魅力には多少の違いはあるものだが、バス博士によると「ふっくらとした唇、明るい肌の色、肌のなめらかさ、ぱっちりとした目、光沢のある髪、適度な筋肉、活動的な様子や、若々しい歩き方、活気のある表情、溌剌さ」などは女性の魅力としてほぼ共通しているという。
そして、hentaiで描かれる2次元の女性は過度なまでに誇張されたこれらの特徴を備えている。つまり、異性愛者の男性にとって2次元の女の子は、鳥にとっての水たま巨大卵と同じ存在なのだ。セックスシンボルとして根強い人気を誇る架空の少女キャラクター、ベティ・ブープは代表的な存在だ。若々しさに溢れたナイスバディだが、頭は異常なまでに大きく、脚も極めて長い。リアルな人間では表現不可能な肉体に人々が性的魅力を感じ続けてきた理由は超正常刺激にある。
■2次元萌えと動物化
批評家の東浩紀氏が2000年代に提唱した「データベース消費論」では1995年頃から、オタク系コンテンツが、物語性を抜きにしたキャラクターの属性、たとえばアホ毛や鈴などのようにキャラクターに属する萌え要素を消費するようになったと論じられたが、hentaiは誇張された性的要素(特徴)を集合として持つ一種のデータベース消費とも考えられる。
ちなみに、東氏は自分の好む要素に対して自己完結的な反射を示すオタクの変容を“動物化”と呼んでいる。すると、hentaiの流行は世界中で動物化が進んでいることの証しなのだろうか?
(編集部)
参考:「Big Think」、ほか
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