死刑囚取材人・片岡健の新刊『平成監獄面会記』がヤバイ! 女性死刑囚からの口説き、残酷殺害、優遇される殺人者…!

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画像は「Getty Images」より引用

■さくさく殺す筧千佐子とストレスを与えてから殺す上田美由紀

——でも、筧が結婚相談所に登録していた写真とか見ると派手に化粧して華やかに装っていましたよね。

片岡 そうですね。でも今は獄中に入ってもう女を捨てたんですよね。上田と比べると、筧のほうが手際よくさくさくと殺していました。結婚したり、事実婚みたいな状態になったりしたらすぐ公正証書を書かして一思いに殺す。人を殺すことに抵抗がないんでしょう。その辺りの認知がズレているんでしょうね。

 上田の場合は金を借りたり、商品をだまし取ってずるずる生かして、相手が金返せとか、代金払えとしつこくなってきたら殺すような感じだったのだと思います。

——上田は結構タチが悪いですね。

片岡 そうですね。被害者はストレスが溜まる。筧に殺されるほうが被害者は嫌な目にはあってないですよね。いきなり殺されるから。

——上田はすごい嘘つきだというエピソードが本書にも書かれてありましたよね。

片岡 言い訳を何度も何度も重ねるんですよね。嘘の上塗りをしたり前言をどんどん変えたり。「え? そんな話全然聞いていません」とか。何回も何回も。それが面倒くさい。

 

■死刑囚に悪人がいない

——本書のなかで片岡さんは死刑囚には「誰も悪人がいない」と書かれていましたよね。では、みんな病気ってことでしょうか?

片岡 精神異常であったり、善悪の基準がずれていたり、あるいは、追い詰められてやってしまった。悪という感覚で犯罪を犯していないですよね。

——たとえば、周囲にいる人たちが「この人はおかしい」と感じて精神科などで治療させていたら殺人を犯していなかったかもしれないというパターンもあったのでしょうか?

片岡 本当にそうすれば良かったのになという人もいますが、人権問題もあってなかなか難しいみたいですけれどね。

インタビュー第4回へ続く

(取材・文=白神じゅりこ)

画像は「Amazon」より引用

片岡健(かたおか・けん)
1971年生まれ。大学卒業後、編集プロダクションなどを経て、フリーのライターに。現在は全国各地で新旧様々な事件を取材している。広島市在住。編著に「絶望の牢獄から無実を叫ぶ ―冤罪死刑囚八人の書画集―」(鹿砦社)。最近会ったその他の主な死刑囚(含む未決)に、土屋和也(前橋高齢者3人殺傷事件)、山田浩二(寝屋川中1男女殺害事件)、西口宗宏(堺市資産家連続殺害事件)など。


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★白神じゅりこ
オカルト作家・コラムニスト・ライター。ジャンルを問わず幅広く執筆。ジャンルを問わず幅広く執筆。世の中の不思議を独自の視点で探求し続けている
・ ブログ「滅亡日誌
・ Deep Red ホラーチャンネル番組『白神じゅりこの「ほんとにあったリアル都市伝説」

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