西成地区「覚醒剤の今」がヤバイ! ドヤから闇民泊の時代へ…密売グループは地下に完全潜伏か?
今まで売人が拠点として使っていたのはドヤである。しかしドヤは住民の高齢化による生活保護受給者の囲い込みのために、福祉アパートと名前を変えている。そのため、密売グループは地下に潜っていくしかなくなり、闇民泊が拠点となることが増えたのだ。闇民泊ならば、24時間出入り可能で多くの荷物を運び込める。
西成区やその近隣地区の闇民泊を拠点とした特殊詐欺の摘発、殺人事件発生、遺体の一部の発見など、パスポートも宿泊者名簿も求められない安易な闇民泊が舞台となった事件は続いている。
西成から覚醒剤がなくなることはない、と前述した。しかし、実際に以前のように誰もが簡単に買える街ではなくなったことも確かだ。売人も路上に見えるように立っているわけではない。
では、彼らはどこで見つかるのであろうか?
「この街で覚醒剤が消えたら何が残るんや。絶対に消えない。消えても隣の浪速区の大国町や西成区の鶴見橋、花園に行けば買えるわ。あいりん地区周辺にどこにでもあるわ」(西成事情通A氏)
確かにA氏が話すように、場所を変えれば今でも簡単に覚醒剤は買える。密売グループが摘発された結果、地下に潜っているのだ。少し前までは「〇〇の何号室に行けば売人がいる」「あそこに立っているのが覚醒剤の売り子」と簡単に情報が入ったのだが、今はより巧妙になっている。
この地域に覚醒剤を求めて全国から今も人が集まっているのは昔から変わらない。そしてこれからも、残念ながら変わることはないであろう。
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