映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の世界は現実的だと判明! タイムトラベル、量子力学、多世界解釈…

 過去に変化が加えられると、全宇宙が元のタイムラインから外れて、全く新しい宇宙として存在してしまうというのだ。そのためアベンジャーズたちは、歪んだパラレルユニバースを生み出さないために、インフィニティストーンをただ過去に行って手に入れるだけではなく、用が済んだ後に全く同じ場所にそれぞれのインフィニティストーンを戻さなければならない。しかし、そんなことで本当にタイムパラドクスは避けられるのだろうか?

 驚いたことに、イギリスの物理学者であるデイヴィッド・ドイチュ博士は、多世界解釈と量子の二重性を組み合わせることでタイムパラドクスの問題を解決しているという。

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画像は「Science Alert」より引用

 量子論では全てが確率的に描写される。光が波であるか粒子であるかは確率的にしか把握されない。そのため、ある人物が過去に戻って祖父を殺すことも確率の問題でしかないため、必ずしも因果関係の破綻をもたらさないというのだ。すると、アベンジャーズたちが過去にタイムトラベルすることも確率的な問題となるため、必ずしもタイムパラドクスを生じさせることにはならないだろう。

 奇妙に感じるかもしれないが、量子力学は直観に反する事実のオンパレードなのだから、それは当たり前である。『エンドゲーム』は見かけに反して、専門的な物理学理論を元にした本格的なSF映画のようだ。気になる読者は映画館に急げ!

参考:「Science Alert」、ほか

編集部

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