肩から肉が垂れ下がったパラグアイの半エレファントマンが手術成功! 7歳からの悪夢に終止符、今後の目標は…!?
■思いがけない“慈善手術”で順調に回復
6月2日、8時間にわたる手術で、外科チームはガルヴァンさんから3キロ弱の組織を無事に取り除いた。
この夏、バリオス博士は「IMAHelps」の活動でパラグアイに戻り、ガルヴァンさんの身体に残る腫瘍切除のため、2回目の手術を行う予定だ。
ガルヴァンさんは、集中治療室で1日半過ごしたが、大手術だったにもかかわらず、1週間以内に退院できた。ガルヴァンさんは今後の生活について「家に戻って、私が一番好きなスポーツをしたり、神へ奉仕ができるようになることを本当にうれしく思います」と話す。
バリオス博士は、チームの行った一連の行為について、こう述べた。「ガルヴァンさんに手術をしたのは、それが正しいことだという理由だけからです」
博士は、「ガルヴァンさんのような経緯で手術を受けた患者たちに、できる範囲でコミュニティに恩返しをすることを奨励している」と述べている。その行為は、壮大なものである必要はなく、他の国へ渡る必要もないと博士は語る。
「例えばNGOで働くことや、ホームレスに食事を提供するボランティアなど、いろいろできることはあると思います」(バリオス博士)
身体に増え続ける大きな垂れさがった腫瘍によって、差別を受け続け、それに耐えてきたガルヴァンさん。偶然出会ったバリオス博士たちから提案された「米国で切除手術を受けること」は、夢のような申し出だったことは想像に難くない。暗いニュースばかりの昨今、キラリと光る話題といえるだろう。
参考:「Daily Mail」、「ABC 13」、「Tirana Lajm」、ほか
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