奇習! 村人みんなが“すっぽんぽん”で…! 西日本の漁村に実在した裸族的生活スタイルと奥深き「裸観」
2019.08.04 18:00
たしかに現在もなお、世界各地では発展途上国の人々を中心に、半裸で日常生活を営んでいるケースは少なからず存在している。しかしそれが「日本の話」となると、また、それが昭和期に入ってからも続いていたともなると、極めて稀なケースであると言えるだろう。しかし永岡さんは続ける。
「そもそもね、オギャーと生まれたときに服を着ている人間なんていやしないわけ。ってことは、服なんか着ているほうが不自然なんだよな、本当は。それに第一、ここいらじゃそれがずーっと昔から当たり前のことなんだよ。それこそ、今の法律ができるよりもずっと前からね。だから今でも年寄り連中なんかの中には、男でも女でも、ほとんど裸みたいな恰好でそのへんを出歩く人間だって結構いるんだ」
たしかに、永岡さんが語るように、人間は生まれるときは「裸」であるし、死んでしまえば、その「裸」を見られることさえ気にする術もない。それを思えば、当地で暮らしてきた人々の持つ独特な「裸観」は、肉体を包むものに過ぎない衣服というものに対して、異常なまでの執着を見せることも少なくない現代人にとっては、ある意味、目から鱗が落ちる感覚であると言えるのかもしれない。
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