「私は消える」「全てが新たに動き出す」謎のメッセージとともに失踪した債務者! 不動産執行人が遭遇した”忘れられない不思議”とは?【事故物件】

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画像は「getty images」より

 そんなわけで今回も執行人の面々は鍵師さんの強制解錠をジッと見守った。

「開きました」

 数人が至近距離から見守るというプレッシャーも、この言葉と共に鍵師の“誇り”へと変化するようだ。

 鮮やかな手口で5分もかからず解錠された扉を鍵師さんが執事のように開き、我々は誘われるかのように玄関へ足を踏み入れた。

 案の定、室内は新築同然で、債務者の残置物も少ない。

 鍵師さんの鮮やかな仕事同様、執行人たちも数分のうちに自分たちの仕事をこなし、この日の物件は軽いクリーニングと残置物の撤去だけで新生活が可能という判断になった。

 通常であれば、このまま執行人らは再び施錠し、物件を去るのだが、どうも気になる点があった。

 真意の汲み取れない3枚のメッセージとそれに添えられたテレホンカードが目立つ位置に残されていたのだ――。

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「私は消える」

心房細動

心臓上部の細房が細かく震える不整脈

夜中に息苦しくなる


合図で私は消える

無い悲しみ

場所は伝えてある


(会長)本物

私が消えていたら

(会長)本物に連絡して欲しい

全てが新たに動き出す

心臓は再び動き出す

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