無神論者も驚愕した「奇跡に関する、アインシュタインの理論」がヤバい! どうしてこうなった… 確証バイアスの恐怖!
「キリスト教徒は偽物の奇跡や、他者が固く信じる意見を否定します。よその信仰に対しては容易にトリックを見抜くのです。すべてのクリスチャンは、コーランが宇宙創造の真理となり得ないことを知っています。ですが、教会に通う人々や祈りを捧げる人々の体験は、たとえ仏教徒、ヒンズー教徒、イスラム教徒、キリスト教徒であっても変わらないという事実から、それが神の力によらないことも指摘できるはずです」(ヒッチェンズ氏)
■本当に「奇跡」は存在したか?
最後に、ヒッチェンズ氏が批判の糸口とした「奇跡」とは、一体どのようなものか?
聖書をのぞいてみよう。
嵐の海を歩き、ハンセン病の患者を完治させ、5つのパンと2匹の魚で5000人の胃を満たし、死からの復活を果たすといったイエス・キリストが実践した神秘的な行いがこれにあたる。全てが自然の摂理からはみ出した行為であり、科学の常識とはかけ離れたものだ。
ヨハネの福音書では、水をワインに変えることからラザロを死からよみがえらせることまで、7つの奇跡を行ったと言われている。多くのクリスチャンにとってこれらは実際の出来事とみなされているが、進歩的な信徒たちの間では、ある種のたとえではないかとの解釈も生まれている。
この問題が示すとおり、伝統と革新の間で宗教界も揺れている。アメリカの教育の場で進化論を否定する動きがいまだに話題に上る反面、バチカンでは法王がイスラム教の権威と会談し、さらには同性愛を容認する発言も公となった。
人類の歴史において確証バイアスはさまざまな面で見られてきたものではあるが、21世紀にふさわしい宗教とはどのようなものなのか、世界中の宗教指導者たちが頭を悩ませているはずである。日本人の心には響くところがあるはずのヒッチェンズ氏の声。読者の皆さまはどのように受け止めただろうか。
参考:「Express」、ほか
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