元関東連合? フィリピンの海賊に「日本人」が入団の衝撃! 六本木クラブ襲撃事件とアブサヤフを繋ぐ点とは!?

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ボルネオ島。画像は「Getty Images」より引用

 9月23日、東南アジアの海賊として知られるフィリピンのイスラム系テロ組織「アブ・サヤフ」のメンバー7名が自動小銃で武装し、マレーシア・ボルネオ島東海岸の海域でマレーシア漁船を襲撃、3人のインドネシア人乗組員を誘拐した。90年代末の絶頂期に4千人いたといわれるアブ・サヤフは、近年フィリピン軍の治安部隊などに追いつめられてメンバーが激減したが、それでも残党がゲリラ化し、誘拐を繰り返しては身代金を要求している。

 アジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP)によると、今回の事件はマレーシアとフィリピンが合同で追跡に乗り出しているというが、事件が起きた周辺海域は日本の外務省も危険レベル3「渡航中止勧告」の指定をしている地域だった。レベル3はパキスタンやイラク、アルジェリア、ベネズエラ、紛争地域などに出されるかなり危険度の高い指定だ。

 この件を追っているマレーシア人ジャーナリストによると、「その7名に含まれているかは分からないが、アブ・サヤフの構成員に日本人と見られる人物がいる」という。

「名前はカルロスと名乗ってフィリピン人を装っていますが、過去に逮捕された構成員から『日本人だ』との話が出ているんです。ReCAAPもその情報を極秘に日本の警察にも届けたようですが、身元確認ができないのでハッキリと公表できる段階でもないんです」(同ジャーナリスト)

 アブ・サヤフはいまだ周辺国からメンバーを集めているといわれる。ただ、マレーシアに関しては移民の受け入れ政策を取っていることから、むしろ出入りのチェックが厳格で「可能性が高いのはフィリピン経由」とのこと。

「ReCAAPとは別の情報局、IMB海賊情報センターの調査員が昨年12月、フィリピンのシブツ島で、グレーのボート2隻にアブサヤフのメンバー10名乗船する姿を確認しているんですが、うち2名が東洋人の可能性が高く、問題の日本人がその1人かもしれないというんです」(同ジャーナリスト)

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