彗星ボリソフは人工天体で宇宙人探査機だ! 深新宙から来た2つ目の超巨大謎物体…もうすぐ太陽最接近!

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ボリソフ。画像は「The Sun」より

 太陽系外から再び謎の小天体が地球に向かってきている。

 英紙「The Sun」(11月27日付)によると、先週日曜日、ハワイにあるケック天文台が、白く輝く小天体を発見。史上2つ目の恒星間小惑星「2I/Borisov(通称:ボリソフ)」と見られ、太陽系に向かって時速約17万kmで近づいており、12月8日に太陽系に最接近するという。

 ボリソフは氷やデブリをまき散らしながら進んでおり、地球12個分の長さに相当する長大な尾を形成しているとのことだ。来月には地球に最接近し、305万kmの位置を通過するという。これは、おおよそ地球と太陽の距離の2倍の長さだ。

 地球に衝突する危険は今のところなさそうだが、ボリソフには注目すべき理由が他にある。純科学的には、恒星間小天体が太陽系突入前に観測されたことで、今までにないデータを取ることが期待される。2017年に初めて観測された恒星間小天体「オウムアムア」は、通過後に事後的に観測されただけだったからだ。

 もう1つはオルタナティブ科学からの注目だ。オウムアムアの正体を巡っては今も科学者の間で合意がない。特に米ハーバード大学スミソニアン天体物理学センターの研究チームは、オウムアムアは太陽系外知的生命体が送り込んだ探査機である可能性を示唆し、大きな話題となった。

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ボリソフの軌道。画像は「The Sun」より

 これに反対する“真っ当な”意見もあったが、世界的理論物理学者スティーブン・ホーキング博士の参加する研究チームも、オウムアムアが人工的な天体である可能性を大真面目に主張。「近年の研究では“葉巻型”あるいは“針型”の宇宙船こそが惑星間移動に適した形状であることがわかっています。途中のガスや塵からくる摩擦やダメージを最小限にとどめることができるのです」とインタビューで語り、米国ヴァージニア州にある世界最大の電波望遠鏡を用いてオウムアムアから発せられる電磁シグナルをキャッチしようと試みた。

 こうした人工天体派の中でも急先鋒と見なされているのが、米ハーバード大学の天体物理学者、アヴィー・ローブ教授である。ローブ教授によると、「エイリアンたちは高性能なマザーシップ(母船)を保持しており、そこから小型宇宙船の偵察機(オウムアムア)をリリースしているのかもしれない」という。

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