ゴブリンが一家10人以上を惨殺!地元紙報道、周囲に呪いの道具…ジンバブエの連続殺人事件!
ジンバブエでゴブリンによる連続殺人事件が起こったという。訴えによれば、なんと家族10人以上が、ゴブリンに殺されたとしか思えないような謎の死を遂げたというのである。彼らの身に一体何が起きたのか? 地元紙「The Manica Post」(10月25日付)が取り上げている。
・Suspected goblins kill 10 family members (The Manica Post)
事件が起きたのは、ジンバブエ北東部の隣国モザンビークとの国境にもほど近い、自然豊かな地域にあるニャンガという町である。記事によれば、ある日、ニャンガで尊敬と信仰を集めている予言者マジババ・シェパード・ンジラ(Madzibaba Shepherd Nzira)の元に、助けを求めてやってきた人物がいた。この人物は「家族10人以上が次々に殺されている」と訴え、その犯人が誰なのかを知りたがったという。
マジババは残る家族を助けると約束し、犯人を探し始めた。そして現場に近いある場所で、気味の悪いゴブリン、槍、ハイエナの尾が結び付けられた投げ棒、そして血で満たされた壺などの呪いの道具を見つけた。さらに、血の壺の中から亡くなった人々の名前も含むリストが発見されたという。
ゴブリンとは古くから民間伝承に語られている邪悪な小鬼、精霊、幽霊のような存在を指す。先進国ではすっかりフィクションに登場するモンスター程度の扱いになってしまっているが、土着の信仰が根強く残るジンバブエでは、今でもその実在が強く信じられている。
10人もの人々が連続して亡くなったのは、その呪いが原因だというのだろうか。助けを求めた人物も夢の中で自分を刺そうとする人物を見たと証言しており、マジババは相次ぐ家族の死をゴブリンによる呪いだと結論づけたようだ。
幸いなことに(?)、マジババもまた呪術の使い手であり、浄化の儀式を行って邪悪な霊を祓うことができた。「壺の中にあったリストに名前のある人物は、近いうちに必ず死んでしまいます。私はまず祈り、ゴブリンを召喚してその正体を暴露しました。あの家族が呪われることはもうないでしょう」とマジババは地元紙に述べており、家族の危機はとりあえず去ったようだ。
「私のところに来るのがさらに遅れていたら、もっと家族が死んでいたでしょう」とマジババは語っている。なお、記事によれば、不気味な魔術の道具は狙われた一家の中のある人物の持ち物だったという。つまり、呪いの犯人はこの家族内にいるということになるのだが、その後犯人がどうなったのかはわからない。
参考:「The Manica Post」「Mysterious Universe」ほか
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