超ヤバイ兵器を作ろうとしてロシアの科学者5人が死亡したとプーチン発表! 比類なき最終兵器とは!?
ロシアがとてつもない“最終兵器”を鋭意開発中だ。地球上のどこでも標的にできるというその最新鋭ミサイルだが、実は今年8月、開発中の現場で悲劇が起こっていた――。
■テスト中の爆発事故で気鋭の科学者5人が死亡
ロシアのプーチン大統領は先日、クレムリンの式典に参加し、不慮の事故で亡くなった5人の科学者の残された妻たちを前に哀悼の言葉を述べるとともに、逝去した5人の英雄に勲章を授与した。
5人の死因は、現在ロシアが開発中の原子力巡行ミサイル「ブレヴェスニク」の推進システムのテスト中に起きた爆発事故であったといわれている。死亡したこの5人のほかに3人が負傷している。
「最も先進的で独自性の高い技術的なアイデアとソリューションについて、彼らはきわめて挑戦的で責任感を持ち、この重要な道のりで先頭に立ち導いてきました」(プーチン大統領)
8月8日、白海のネノクサ試験場で核ロケット推進システムの試験中に大規模な爆発事故が起きた。近郊の都市、セベロドビンスクでは放射線スパイクを記録した。そして現場にいたロシアの原子力企業「Rosatom」に所属する気鋭の科学者5人が犠牲になったのだ。
プーチン大統領はこの5人が「ロシア国家強化のための不可欠な貢献をした」と讃え、彼らの妻たちに哀悼の意を表明した。そしてプーチンはロシアはこの種の最新鋭兵器の開発を今後も続けることを明言したのだ。
「このような比類なき技術を所有しているという事実は、今日、地球上の平和のために最も重要で信頼できる安全保障になります。そして何であれ、我々は確実にこの兵器を改善し、向上させるでしょう」(プーチン大統領)
大きな悲劇が起きたとはいえ、この恐るべき原子力巡行ミサイル「ブレヴェスニク」の開発は今後も着々と進められていくことは間違いない。
■“空が落ちる”壊滅的な攻撃力
情報はあまり開示されておらず、爆発が起こった時に、本当にブレヴェスニクがテストされていたかどうかは今のところ第三者が確認する術はないようだ。
しかし、米カリフォルニアの「ジェームス・マーティン核不拡散研究センター(James Martin Center for Nonproliferation Studies)」の専門家は、爆発はブレヴェスニクの試験によるものだと断言している。
同センターの研究員であるアン・ペレグリーノ氏は「私たちの理論によれば、ロシアの原子力巡航ミサイルの試験中に何らかの壊滅的な失敗があったのです」とドイツメディアに話している。
ブレヴェスニクは昨年3月にプーチンが開発中であることを明らかにした6つの新型戦略兵器の1つである。アメリカのミサイル防衛システムを突破できる並外れた巡行性能と、地球上であればどこでも標的にできるという恐るべきスペックを持つまさに“最終兵器”がこのブレヴェスニクだ。すでにプロトタイプは完成しており、今年1月に試射テストに成功したといわれている。
NATOはこのブレヴェスニクをコードネームで「スカイフォール(Skyfall)」と名づけており、もし使用されれば文字通り空が落ちてくるほどの壊滅的な威力を発揮することを見込んでいるのだ。
核弾頭が搭載可能のブレヴェスニクが完成した時、世界の軍事バランスは激変するだろう。情勢はいよいよ楽観を許さない状況にある。
参考:「Daily Mail」ほか
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