韓国人はウンコが大好き? 済州島(チェジュ島)思い出の博物館「天女と木こりテーマパーク」に村田らむが潜入したら…
パビリオンの入り口までは、なぜか線路の上を歩いていく。途中には頭に荷物を乗せて運ぶチマチョゴリを着た女性や、古いタイプの学生服を着て歩く男女の像などがある。
そして行き着いた先は駅のような建物だった。同行しているTさんが
「あ〜懐かしいなあ!! これはソウル駅ですね。今は改装されてキレイになりましたけど」
とのこと。確かに『Seaoul Station』と書いてあるのが見えた。さすがマニアである。よく気づけたなあ。その建物が入場カウンターだった。1100円程度と、まあまあのお値段だった。
館内に入ると、朝鮮戦争後に出来たバラックを再現したジオラマが広がっていた。
『タルトンネ』と呼ばれるスラム街もジオラマで作られている。僕は実際に今も残っているタルトンネに足を運んでいるので、懐かしいというより既視感を感じた。
タルトンネは月の町という意味。朝鮮戦争後、都市部に集まって来たものの、都市部に家を持てない人たちが山中の高い場所を勝手に開拓してバラックを建てた街だ。高い場所にあるので、まるで月に届きそうな場所にある町という意味で名付けられている。
かつてはソウル市やプサン市にもたくさんあったようだが、今はほとんどなくなってしまった。ちなみにチェジュ島にも、タルトンネはあったのだが、見に行ったらちょうど解体されたところだった。
「なんてタイミングが悪いんだ!!」
と思わず叫んでしまった。他で使う予定もないので、せっかくだから、ここに写真でも載せておく。
タルトンネは、韓国でもめったに見れなくなっている風景なのだ。壁には当時の様子を描いた絵が描かれていた。フルチンの男子4人がはしゃぐ様子は、今なら児ポ!! って怒られそうなくらい牧歌的である。
ちなみに釜山にあるタルトンネはトカナでも一度記事にさせてもらった(記事はこちら)。 日本人のお墓を土台にして家を建てているという、地域をピックアップしたのだが、これが思った以上に反響があった。
反響があるのは、ライターとしては嬉しいことではあるのだが、バッシングされることが多かった。それも右からも左からも叩かれた。右からは「そんな地域をヘラヘラ歩いて、紹介しているのは許せん!!」と言われたし、左からは「韓国のスラムの写真を撮って紹介するとは差別だ!! 村田らむの墓を踏んでやる!!」と罵られた。みんなどえらい、ストレスたまってるんだなあ。
レアな風景になってるぶん、中年の韓国人にとっては、とても懐かしい光景らしく、「わ〜懐かしいね〜!!」 というようなリアクションをしている人が多かった。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊韓国人はウンコが大好き? 済州島(チェジュ島)思い出の博物館「天女と木こりテーマパーク」に村田らむが潜入したら…のページです。韓国、村田らむ、済州島、思い出のテーマパークなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで