「日韓の飛び降り自殺スポット」を村田らむが比較してみた! 8年間で1000人超え…和歌山のあの絶景も!

――B級スポット、樹海や禁断の土地、ホームレス取材を得意とするルポライター村田らむが寄稿!

 というわけで、今回は日本と韓国の飛び降り自殺スポットを紹介したいと思う。

 僕は樹海をよく取材して、記事や単行本などにして発表している。たまに、それらを読んだ外国人にインタビューされることがある。今までにアメリカやヨーロッパの人たちと話をしたが、

「なぜ、日本人は樹海で首を吊って死ぬのか?」

 と良く聞かれた。

 そこで逆に、海外の人は森で首を吊って死なないのか? と聞くと、そういうケースもあるかもしれないが、あまり聞いたことがないという。確かに日本でも青木ヶ原樹海以外は、あまり首吊の自殺スポットは聞かない。

 自殺スポットの多くは、飛び降り自殺、飛び込み自殺ができる場所が多い。

 位置エネルギーや電車の移動するエネルギーを利用して、身体を破壊して死ぬ。もしくは、着水した後に溺れ死ぬ。

 アメリカだとゴールデン・ゲート・ブリッジが有名だ。記録に残っているだけで1600人以上の人が亡くなっている。2006年にはゴールデン・ゲート・ブリッジでの自殺をテーマにした『ブリッジ』というドキュメント作品が作られた。

 そして、韓国、日本にも、ゴールデン・ゲート・ブリッジと同じくらい有名な飛び降り自殺スポットがある。

「日韓の飛び降り自殺スポット」を村田らむが比較してみた! 8年間で1000人超え…和歌山のあの絶景も!の画像1

 韓国で最も有名な飛び降り自殺スポットは「麻浦(マポ)大橋」である。2003年〜11年の8年間で1090人もの人が飛び降りたというなかなかの記録を持っている。

 麻浦大橋は、ソウル市のど真ん中を流れる漢江(ハンガン)にかかる大きな橋である。漢江は韓国の真ん中を流れる太い川で、実に25もの橋がかかっている。

「日韓の飛び降り自殺スポット」を村田らむが比較してみた! 8年間で1000人超え…和歌山のあの絶景も!の画像2

 麻浦大橋が選ばれるのは、国際金融センターが近いためだと言われている。金融街で大損こいて、そのままフラッと飛び降りてしまうということだろう。

 ちなみに日本のドヤ街(山谷や西成)に近い雰囲気のヨンドゥンポ駅も近くにある。ドヤ街暮らしに耐えられなくなって、飛び降りた人もいるかもしれない。

 実際に訪れて橋を渡ってみたのだが、想像よりもかなり巨大な橋だった。

 幅は25メートル、全長は1.4キロもある。これだけ長いと、全ての場所を見張るのはなかなか難しいだろう。

「日韓の飛び降り自殺スポット」を村田らむが比較してみた! 8年間で1000人超え…和歌山のあの絶景も!の画像3

 真冬に訪れたせいもあると思うが、通行人はほとんどいなかった。たまにオッサンが自転車でサーッっと通って行くくらいである。これなら隙を見て、すぐに飛び降りられるなあ、と思った。

 下を覗きこんでみると、すっごく高い。そして真冬のソウルは非常に寒いため、氷が張っている。

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