「日韓の飛び降り自殺スポット」を村田らむが比較してみた! 8年間で1000人超え…和歌山のあの絶景も!
ソウル市とサムスン生命は、2012年に「自殺橋」を「生命の橋」にするべくプロジェクトを開始した。橋の欄干に、ハングルのメッセージが書いてあるのだ。
翻訳してみたところ、
「コーヒー飲まない?」
「ご飯食べた?」
「疲れてない?」
「ゴリラの血液型は全部B型」
などのメッセージが書かれていた。
言葉をかけることで、死から気をそらさせようとしているのだろう。
なるほどねえ、と思って見ていたら、急に真っ赤なグロ画像が現れた。タバコのパッケージに肺がんの写真を載せるみたいな感じで、自殺死体の写真を載せて自殺をやめろ!! と訴えるのか? ずいぶん乱暴なやり方だなあ……と思いよく見てみると、大盛りのキムチの写真だった。他にもトッポギなど韓国ならではの赤い料理の写真が載っていた。
食べ物の写真を見たら
「わあ、お腹空いた……。死ぬ気なくなった!! ご飯食べよ!!」
という風に誘導しようという策だろうか? 見つけた直後は「バカバカしい」と思ったものの、でも意外と効くのかも? と思い直した。
じゃりン子チエでばあさんが
「人間に一番悪いのは腹がへるのと寒いゆうことですわ」
って言ってたのを思い出した。
その他にも、銅像や監視カメラ、救急電話などが設置してあった。そしてそれらには、マジックペンで様々なメッセージが書かれていた。おそらく自殺を止める暖かいコメントがほとんどだろう。
人の優しさを呼んだ、このプロジェクトは評価されて、たくさんの賞を獲得した。
それで、めでたしめでたし……とは終わらない。
たくさん賞を取り、たくさん報道されたため、とても目立ってしまったのだ。結果的に、
「あそこに行けば、死ねる」
という認識が広がり、自殺者が激増した。
2012年の段階では15件だった自殺者(未遂者も含む)は、2013年には93件、2014年には184件に増加した。
とんでもない増加なのだが、助ける側も慣れたのかも知れない。2013年は93件の飛び降りがあって亡くなったのは5件、2014年は184件の飛び降りがあって亡くなったのは5件と、死亡者数自体は増えなかった。
そして2016年、橋の欄干を1.5メートルから、2.5メートルへと1メートル高くし、飛び降りづらくすることにしたそうだ。
いや、最初からそうしとこうよ。
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2024.10.02 20:00心霊「日韓の飛び降り自殺スポット」を村田らむが比較してみた! 8年間で1000人超え…和歌山のあの絶景も!のページです。韓国、村田らむ、樹海、自殺、飛び降り自殺、麻浦大橋、三段壁などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで