超怖い現代のゴーストタウン「田浦廃村」に潜入!ビビって足がすくむレベル、殺せの張り紙…横須賀の廃村を村田らむがルポ!
――B級スポット、樹海や禁断の土地、ホームレス取材を得意とするルポライター村田らむが寄稿!
どんな観光地もいつかはなくなってしまう。このご時世だ。人気がなければサクッと閉館されてしまうし、たとえ人気があっても地震や火事であっさりなくなることもある。場合によってはテロリストが嫌がらせで爆破する、なんてこともある。
そもそも本来は観光地ではない廃墟や廃村などは、よりアッサリと消滅する。
「ああ、コノ場所。いつか行ってみたいなあ……」
なんて言ってる間はないのだ。
そんな今はもうなくなってしまった場所を紹介するシリーズ。今回は、もうすでになくなってしまった廃村を紹介したい。
僕が2015年に訪れた場所は、神奈川県横須賀市田浦町にあった通称『田浦廃村』である。
経験から言うと、廃村があるのは非常に僻地である場合が多い。都市から遠く離れた山中にあり、途中からは自動車が走れない道を40分歩いてやっとたどり着いた……例えばそんな場所が多い。
しかし『田浦廃村』があるのは田舎ではない。まず歩いて15分の場所に田浦駅がある。港には海上自衛隊の施設をはじめ様々な施設があり、山側は住宅街として整備されたくさんの一戸建てが並んでいる。いわゆる閑静な住宅街である。もちろん学校もあれば、商業施設もある。
歩いていける場所にコンビニがある廃村というのは、とてもレアだ。
街中から歩いて、廃村に向かった。
住宅地を『田浦廃村』がある方向に抜けると、横須賀線の小さな踏切があった。
踏切を渡るとすっと雰囲気が荒んだ。
道の端に、カビが生えて黒くなった看板が張り出されている。
『田浦町4丁目B急傾斜地崩壊危険区域』
と書かれていて、地図に赤ペンで数字がふられていた。
地図の意味はよくわからなかったが、とにかく『ココが危険な場所である』ということだけは分かる。
そしてもうしばらく進むと、左に鉄骨が組み合わさって出来た施設が現れた。そこは『田浦変電所』だった。
ここは生きている施設だったのだが、禍々しさを感じるほど巨大だった。僕は、廃村の近くにこんな施設があると知らなかったので、ビビって足がすくんでしまった。
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