3.11の次は2020年「南関東直下地震」で確定か!? “災害の法則3つ”を発見、東京五輪中止求む!

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画像は「Getty Images」より引用

■次は首都直下地震と南海トラフ巨大地震か?

 さて、三陸沖巨大地震(東日本大震災)が発生してから8年が経過した現在、警戒すべきは「三陸沖大地震 → 南関東大地震」のパターンだ。加えて、2018年には大阪府北部地震が起きていることから、近畿地方で大地震 → 南海トラフ巨大地震のパターンも想定しなければならない。つまり、過去に複数回見られた災害シリーズの連鎖パターンとして、南海トラフ巨大地震と南関東直下地震(首都直下地震)がいつ起きてもおかしくないと考えるべきだろう。

 あくまでも想定だが、まだ起きていない大災害は、次のような順番で発生するかもしれない。

【C】2011年3月11日:東日本大震災(M9.0~9.1)、死者・行方不明者2万2千人
【E】2018年6月18日:大阪府北部地震(M6.1)、死者6人
2018年9月6日:北海道胆振東部地震(M6.7)、死者42人
【B】20xx年:令和首都直下地震?
【A】20xx年:令和南海トラフ地震?
【F】20xx年:富士山令和大噴火?

 ちなみに、南海トラフ巨大地震の発生時期を探るための最大の要素として、黒潮大蛇行がある。過去の記事で紹介したが、19世紀に黒潮大蛇行という現象が発見されて以降、南海トラフ巨大地震は、すべて黒潮の直進期、つまり大蛇行が発生していない時に発生していたという事実がある。一方、南関東直下地震(首都直下地震)には、このような縛りがない。つまり、何人かの地震学者も指摘するように、「いつ起きてもおかしくない」状態になっている。

■大国難の時代に突入か?

 重要なことなので繰り返すが、世界的にも稀な巨大地震が発生した後は、「災害シリーズ」としてさらなる大災害が続くとの認識が必要だ。とりわけ「三陸沖大地震(3.11)→ 南関東直下地震(首都直下地震)」の連鎖はいつ起きてもおかしくない状況で、それが東京オリンピック開催年である2020年となることは、大いにあり得ると考えるべきだ。今年も、今この瞬間に大地震が起きるかもしれないという覚悟をもって、決して防災への備えをおろそかにしてはいけない。

文=百瀬直也

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