【緊急報告】無人島に25年以上暮らす「全裸おじさん(82)」の現状判明! “離島立ち退き後の最新情報とは!?
長崎さんは、筆者の顔を見ると、大きな声を出した。以前と異なっていたのは、テントの配置と長崎さんの風貌だ。テントの数は増えていて、“食料庫”のようなものがあった。生活も充実しているような印象だ。このときは、スッ裸で朝食の準備をしていて、テキパキと体を動かしていた。暖かくなると、このような姿で生活をしているのだ。作業の手を止めては色々なことを話してくれた。
「2年くらい前から平和ということを考え始めたんだ。ここにいると平和だよ~。争いの元になっているのは、資本主義と宗教だね。でも、平和ということを考えると、釣りをすることさえもはばかれるよ。魚を釣るということは、魚の社会を乱すことにも繋がるからねぇ……。『もったいない』という言葉が流行っているけど、日本という国は、大量の残飯を出しているよね。これだけの残飯があったら、貧困にあえいでいる国々を救うことができるよ!!」
「日本人がダメになったのは、目で見ることのできる汚いものにフタをするようになったからなんだ。その反面、目に見えないものには弱い。O-157が蔓延したくらいで大騒ぎをしているんだからねぇ~」
長崎さんは、普段から考えていることを矢継ぎ早に話してくれた。それは、“距離を置いた場所”から見える世界観のようなものだった。魚一匹にしても、筆者が生活している都会と無人島では、その重みはまったく異なる。
西表島は、毎年のように大型台風に直撃されているところだ。年を追うごとに台風の勢力も大きくなっている。筆者が一番心配していたのは、台風による被害だった。
「あぁ、こないだ来た台風は凄かったよ!! 直撃はしなかったけど、テントも何もみんな飛ばされてしまったよ。急須の柄も折れてしまったしね……」
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2024.10.02 20:00心霊【緊急報告】無人島に25年以上暮らす「全裸おじさん(82)」の現状判明! “離島立ち退き後の最新情報とは!?のページです。西表島、自給自足、全裸、無人島、長崎真砂弓などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで