【緊急報告】無人島に25年以上暮らす「全裸おじさん（82）」の現状判明！ “離島立ち退き後の最新情報とは!?

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　以前、筆者は、西表島にある友人の家にいるときに台風の直撃にあったことがある。そのときは、外を歩こうとも思わなかった。店の看板やゴミなどが、真横に飛んできたからだ。万一、当たってしまったら、大怪我をする。命さえ危ないかも知れない。無人島でのテント生活は、想像を絶するものがある。驚かされたのは、長崎さんが手にすることができると思われるお金を断ち切っていたことだ。

「年金をもらうのは止めたよ。数年前に竹富町の人が来て、『１～２年支払いが足りないから支給されない』って言うんだ。社会保険省の人間は、上からしかものを言わないからねぇ」

　このとき長崎さんは、ちょっと訝しそうな表情を見せた。無人島で生活をしているといっても、自給自足をしているワケではない。いずれは、身体が動かなくなることもある。お金は必要だ。心配しなければいけないことは、いくらでもある。

　始めてこの島を訪れたときにも目に入ったのだが、長崎さんのテントには、携帯用のラジオが置かれている。ラジオを聴くことは、毎日の日課となっていて、天気予報には、神経をとがらせていた。NHKのニュースも聴いている。そのため世界の動向についても、都会で暮らしている人並の知識を持っていた。

　これは、西表島に初めて来た頃に聞いた話だが、20年以上前、同島には、テントを張って暮らす人がかなりの数いたという。しかし、孤独な生活に耐えられずに気が狂ったり、病気になったりして島を離れていった。長崎さんが一人でやってこられたのは、人並み外れた精神力や探求心があったからだろう。

 　そんな長崎さんだったが、昨年、とても衝撃的な話を聞かされることになった。無人島を離れてからは、西表島の北西部にあるモクタンの浜というところに『住居』を移していたが、ある日突然、そこを離れてしまったというのだ。現在、モクタンの浜に住んでいる人はいない。道路はなく、船でしか行くことのできないようなところだ。

 
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