死刑囚の「最後の晩餐」6選! ジョン・ゲイシーは…2万9000キロカロリー分を食べた犯罪者も!?
5.ローレンス・ラッセル・ブリューワー
ブリューワーは、人種的動機による殺人で死刑判決を受けた。彼は他の2人の白人至上主義者と共謀し、黒人男性を車の後部に縛りつけて、引きずり回して殺害した。
ブリューワーは「最後の晩餐」に膨大な量のメニューを要求した。
それは、チキンのフライドステーキ2枚とグレービーソースに漬けたタマネギ、トリプルミートのベーコンチーズバーガー。牛ひき肉、トマト、玉ねぎ、ピーマン、唐辛子の入ったチーズオムレツ、ケチャップつき揚げオクラの大きなボウル、バーベキュー肉450グラムと白パン半斤。ファヒータとトッピングを全部のせたトルティーヤ3枚、ピザハットのピザ1枚、バニラアイスクリームのファミリーサイズ。ピーナッツバターファッジの厚切りとルートビール3杯であった。
そびえ立つ山のような食事が、彼の監房に届けられた時、ブリューワーは刑務所長に、空腹でないから食べ物を捨てるように言った。
ジョン・ホイットミレ州上院議員は、ブリューワーの振る舞いに激怒し、テキサス州刑務所はこれ以降、囚人に「最後の晩餐」を供する87年の伝統を終わらせた。
6.ビクター・フェゲール
フェゲールは、電話帳で見つけた見知らぬ医師を呼び出して殺害し、1963年に絞首刑での死刑を宣告された。
彼は最後の晩餐に、種入りのオリーブ1個を要求した。彼は看守に、自分が埋葬された後、オリーブの木が墓から育つことを望んでいると話したといわれている。
米国の「最後の晩餐」は、各州の決まりによってそれぞれ異なる。どの州もアルコールとたばこは禁止されているが、食事代の上限は、フロリダ州は40ドル、オクラホマ州は15ドルと、州によってまちまちだ。
また実際は、何でも死刑囚のリクエストがかなえられるわけではなく、刑務所のキッチンで作れる類のものか、近場のファストフード店に注文できるものに限られるらしい。
刑務所への嫌がらせで、「最後の晩餐」を捨てさせた死刑囚もいれば、哲学的に死後に思いをはせる死刑囚もいる。はたして私たちが、もしその立場になったなら、一体何をリクエストするのだろうか?
参考:「Daily Star」ほか
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