世界中の学者が「昆虫の絶滅危機」を訴え始めた! 虫が消失した場合の世界ビフォーアフター画像が衝撃的!

カルドーソ氏らが指摘するように、昆虫の減少はすでに他の生物へも影響を与えている。近年、欧米では鳥類の個体数が急激に減少しているというが、この原因は殺虫剤の使用による昆虫群の激減と関連があるとの指摘がなされている。
また、受粉の担い手という昆虫の役割は、人間にとっても大きな意味を持つ。「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)」の試算によれば、昆虫による受粉の媒介を必要とする作物は世界で年間2350億〜5770億ドル(約26兆〜63兆円)もの経済的価値があるという。昆虫の大量絶滅が起きれば人間もタダでは済まないのだ。
論文では、昆虫の減少と絶滅を防ぐための実用的な解決策も提案されている。それは生息地を保護して、農業のやり方を変えるなどの措置を行い、観測を続けていくという地道かつ気の長い方法である。昆虫を大絶滅から守るには、政府や地域といった集団全体が、保護のために一致団結しなければならないのだ。
このような危機に対して、個人でやれることは限られている。とはいえ、オルタナティブメディア「Disclose.tv」は個人にもできる昆虫保護のためのアイデアを提示しているのでご紹介する。実践するのはなかなか難しい項目もあるが、昆虫の絶滅が人類絶滅の第一歩だった……という悲しい結末は迎えたくないものだ。
1. 芝生を頻繁に刈らない
2. 庭で農薬を使わない
3. 落ち葉や切り株などを片付けない
4. 昆虫の住処となるような横穴を作る
5. 二酸化炭素の排出量を減らす
6. 在来種に害を及ぼす可能性がある生物を輸入したり、野に放ったりしない
7. 昆虫の存在にもっと注意を向ける
参考:「AFP」「Biological Conservation」「Biological Conservation」「Disclose.tv」ほか
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2024.10.02 20:00心霊世界中の学者が「昆虫の絶滅危機」を訴え始めた! 虫が消失した場合の世界ビフォーアフター画像が衝撃的!のページです。人類、絶滅、昆虫、環境保護、最新研究などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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