【3.11から9年】タワマンに住んではいけない! メディアが書かない“致命的リスク”を学者が指摘… 真の富裕層は住まない!

■健康上のリスク

 タワマンには、災害が起きていない平時でもさまざまなリスクが潜んでいる。高層ビルでは耐震性を高めるため、地震でわざと揺れるようにしている柔構造となっており、台風でも震度1~2の地震程度の揺れがあるという。その結果、居住者に健康上の問題が生じることが多く、これは「高層マンション症候群」と呼ばれる。東海大学医学部・逢坂文夫講師の研究によると、流産・死産が上層階ほど多くなり、20階以上では20%に達する。また50階以上の居住者には、耳鳴り、めまい、不眠の症状が出やすく、関節痛や腰痛を訴える人も多くなるという。このようなことはタブーとされ、報道される機会は少ない。

 また、天気によって体調や気分が左右され、低気圧が接近すると頭痛がひどくなる「気象病」の問題もある。気象病は特に若い女性に多いとされるが、筆者もその一人である。気象病では高層ビルに上ると気分が悪くなったりするが、これはエレベーターで急上昇することによって急激な気圧変化が起きるからで、気圧が低くなると副交感神経が働きやすくなり、だるさや眠気につながるという。このような症状を持つ者にとっては特に、タワマン暮らしは厳しいだろう。

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画像は「Getty Images」より引用

■その他のリスク

 他にも、タワマンには様々な居住リスクがあるが、特に子供をもつ家庭ではリスクが高くなる。まず、子供を一人で遊びに行かせられない。そもそもタワマンの近所に公園が少なく、遊べる場所が限られてくるだろう。

 また最近、幼少期から高いところで暮らしている子供たちの間では、人間が本来もっているはずの高所での恐怖心が生じてこない「高所平気症」が急増している。高層住宅から子供が転落する事故が相次いでいるが、これも高所平気症のためベランダで恐怖心を覚えず、危険な遊びをしているうちに落下してしまったケースが見られるようだ。

 そのほかにも、タワマンでは引っ越しの際に荷物の吊り上げができないため、大きな家具の搬入・搬出が困難なことや、管理費・修繕費用が低層マンションに比べて異常に高額になるなど、さまざまな問題がある。

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