【3.11から9年】タワマンに住んではいけない! メディアが書かない“致命的リスク”を学者が指摘… 真の富裕層は住まない!
■停電
大地震の発生時につきものの停電だが、タワマンの場合は戸建て住宅よりもはるかにダメージが大きい。まず、地震直後に停電でエレベーターが止まると大変だ。2018年6月の大阪北部地震では、大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀を中心に広範囲で約6万3000台のエレベーターが止まり、346台で人々が閉じ込められた。20年以内に建設されたタワマンでは、地震発生時に自動開閉する仕組みがある。しかし、その仕組みのない旧式のエレベーターの数もまだまだ多い。
あるテレビ番組で、タワマン住民に自分が住む階まで階段を上り下りしてもらったところ、水などの荷物を運ぶ場合、10階以上に住む人々はほとんどがギブアップした。毎日行うとすれば、せいぜい5階までが限度とのことだ。
30階以上の高層階まで階段で上ろうとすると、1時間以上かかってしまう。しかも、高齢者ほど高層階を好んで住むという調査結果もあり、エレベーターが止まれば高層階の住人は実質的に外出が不可能となる。
■断水
タワマンでは、災害時の断水もダメージが大きい。停電になればポンプも動かなくなり給水がストップするが、大きな地震では電気の復旧は最長7日、水道は最長で1カ月もかかるという。大震災に見舞われた時に、戸建てや低層住宅ならば容器を持って水の配給場所に行けば済む話だが、タワマンでエレベーターも止まった状態では、重い水を抱えて階段を上ることは困難だ。高齢者は暑さや寒さに弱く、エアコンや水道が止まった部屋で孤立すれば命の危険もあるが、食料などを買ってきて階段を上ることにも無理がある。
また、トイレが使えなくなることも大打撃で、いくら防災用に浴槽に水を貯めておいても、タワマンでは排水ポンプが動かなければ流せない。これ一つ取っても、停電・断水が復旧するまでは仮住まいを強いられる要因となるだろう。
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2024.10.02 20:00心霊【3.11から9年】タワマンに住んではいけない! メディアが書かない“致命的リスク”を学者が指摘… 真の富裕層は住まない!のページです。3.11、百瀬直也、大地震、東日本大震災、津波、災害、リスク、タワーマンション、高層マンション症候群、気象病などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで