タンパク質に「音楽」が存在していることが判明! 1分30秒の名曲が…MIT研究!
2020.03.25 12:00
そうしてAIによって作られた音楽が音楽共有サイト「Sound Cloud」に投稿されている(視聴はコチラ)。海貝の毒素である「1akg」というタンパク質を1分30秒ほどの曲に翻訳したもので、琴とチェロ、バイオリン、フルートなどで演奏されている。メロディは非常に複雑で、タンパク質の構造を示しているとはとても思えない。
このAIはタンパク質を音楽にするだけでなく、新たな曲を作ることもできるという。現時点では実用に足るものではないそうだが、将来的にはタンパク質の構造や機能を探ったり、新たなタンパク質を設計したりすることが可能になるかもしれないということだ。
論文は今年2月、専門誌「APL Bioengineering」に掲載された。タンパク質の構造を楽譜で理解するという新たな試み。いずれ生化学者は楽譜を読むスキルが必須になる……なんて日が来るのかもしれない。
参考:「COSMOS」「APL Bioengineering」「Sound Cloud」ほか
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