【朗報】オゾン層が回復中であると判明! 新型コロナの裏で「人類30年の努力」が実を結んでいた!

 何かと暗い話題が続く昨今だが、全世界が喜ぶ朗報も届けられている。あの“オゾンホール”が急速に縮小し、オゾン層が回復に向かいつつあるというのだ。

■オゾンホールが急速に収縮

 この世界が、また生きとし生きるもの全てが繁栄する“緑の地球”たらしめているのは、ひとえに成層圏のおかげである。いくつもの層で形成された成層圏が過酷な宇宙空間の影響をブロックしてくれることで、酸素が満たされ生存することができるのだ。

 しかし、かねてからこの成層圏の一部であるオゾン層に穴が空きはじめていることが指摘され深刻な問題になっている。ある研究によれば、オゾン層が1%減っただけで地上に到達する有害な紫外線量が2%増え、皮膚がんの発症率が5%以上増えるという報告もある。オゾン層の“修復”は人類の急務の課題なのだ。

 危機感を感じた国際社会は1987年に「モントリオール議定書」を採択し、フロンガスなどのオゾン層を破壊するおそれのある物質の製造、消費および貿易を規制した。そしてどうやら30年の歳月を経てこのアクションが功を奏してきていることが最新の研究で報告されている。

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「Daily Mail」の記事より

 米・コロラド大学ボルダー校の研究チームは、オゾンホールによって南に移動していた南半球のジェット気流が、最近になって逆行しはじめて以前の状態に戻りつつあることを報告している。これはオゾンホールが修復されたことで起こっている現象であると考えられるということだ。

 2000年以前は中緯度にあったジェット気流が南極に向かって徐々にシフトし、ハリケーンの原因となる別のジェット気流に影響を及ぼしはじめた。この気流の変化は南半球の降雨パターンと海流を変化させ、オーストラリアを中心に深刻な干ばつを引き起こす原因にもなっていたのだ。

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「Daily Mail」の記事より

 しかし今回、研究チームが一連のコンピュータシミュレーションを実施したところ、オゾンホールの回復とともにジェット気流が南へ移動しなくなったことが示されたのだ。つまり今後、オーストラリアで干ばつのリスクが低くなり、降水量が増える可能性が高まったことになる。これは間違いなく朗報だろう。