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本物の金正恩は「ミサイル発射実験の失敗で重傷」の可能性が急浮上！脱北者が解説、爆発に巻き込まれたか!?

2020.05.04 12:00 文＝仲田しんじ

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■ミサイル発射実験中に不測の事態で負傷か

　韓国メディア「Dong-A Ilbo」は北朝鮮の脱北者の発言として、金委員長がミサイル発射中に怪我をした可能性があると報じている。

　元労働党幹部で脱北者のイ・ジョンホ（Lee Jeong Ho）氏が、韓国紙「東亜日報」に寄稿した記事で金委員長は4月14日のミサイル実験を視察する時点で十分に健康であったに違いないが、実験中に不測の事態でけがをした可能性があると言及したのだ。

本物の金正恩は「ミサイル発射実験の失敗で重傷」の可能性が急浮上！脱北者が死亡説否定、爆発に巻き込まれたか!?の画像3 — 「Daily Mail」の記事より

　ジョンホ氏によれば、4月14日の早朝に行われた短距離巡航ミサイルのテストに金委員長は視察のために参加したという。この規模の発射実験は最高司令官の命令なしには進めることができず、実験にも立ち会うことが常であるということだ。したがって、少なくともミサイルが発射された同日午前7時まで金委員長は元気であったことが考えられる。

　ところが、その後の軍のレポートでは、この日の発射実験に金委員長は立ち会っていない旨が記され、通常であれば公開されるミサイル発射と戦闘機の訓練の様子を収めた映像がリリースされなかったのだ。

　このことから、金委員長がミサイル発射の直後に体調が急変したか、あるいは爆発事故など不測の事態に遭い負傷した可能性が考えられるということだ。

本物の金正恩は「ミサイル発射実験の失敗で重傷」の可能性が急浮上！脱北者が死亡説否定、爆発に巻き込まれたか!?の画像4 — 「Daily Mail」の記事より

　ジョンホ氏はまた、金委員長が心臓手術を受けた後に重篤な状態になっているという噂について、普段はピョンヤンにいる主治医グループが特別な動きを見せていないことから、心臓手術が行われたとは考え難いと主張している。

　いずれにしても、この主張が正しいとすれば冒頭で紹介した通り5月2日に再び姿を現した金委員長は世界の目を欺くための「影武者」であり、本物の金委員長は極秘裏に治療を受けている、もしくはすでに…… ということになる。真偽の程は不明だが、特に今日の世界がコロナ禍に包まれている不安定極まりない中にあって、北朝鮮情勢についてあらゆる事態を想定しておかねばならないのだろう。

参考：「Daily Mail」、「Dong-A Ilbo」、ほか