本物の金正恩は「ミサイル発射実験の失敗で重傷」の可能性が急浮上! 脱北者が解説、爆発に巻き込まれたか!?
4月11日に朝鮮労働党の会議に出席して以来、公の場に姿を見せていなかった北朝鮮最高指導者・金正恩 朝鮮労働党委員長。循環器系疾患の手術による死亡説や植物状態説など、さまざまな説が駆けめぐったが、5月2日になって国営の朝鮮中央通信(KCNA)は、金委員長が1日に工場の竣工式に出席したと写真付きで報じた。しかし現在、再び姿を現した金委員長について「何かがおかしい。影武者ではないか」と指摘する声が相次いでいる。では、本物の金委員長の身には何が起きているのか? ミサイル発射テストでの“負傷説”がそれなりに説得力を持つという。
■金委員長をめぐる噂の数々
金委員長の父である第2代最高指導者・金正日は70歳で死去しているが、その時には死後2日後になって当局が正式に死亡を発表したことが記録に残されている。また初代最高指導者・金日成の場合は死去の翌日に死亡がアナウンスされた。この前例にならえば北朝鮮当局が何週間にもわたって死亡の事実の公表を保留することはないように思える。
なぜかメディアに姿を現さなかった金委員長に何が起こっているのだろうか。一度簡単に流れを整理すると、以下のようになる。
●4月11日:朝鮮労働党の政治局会議に出席。
●4月15日:北朝鮮建国の父で祖父である金日成の 生誕記念式典を欠席。
●4月21日:韓国メディア「Daily NK」で金委員長が心臓手術を受けたと主張する最初のレポートが報じられる。
●4月23日:金一家のプライベート列車がウォンサン(元山)の別荘近くの専用駅に停車していることが衛星画像で確認された。金一家がこの地に旅行に来たという噂が流れる。
●同23日:中国人医師団が金委員長を治療するために北朝鮮に到着したことが報じられている。中国はまだこの件に関してノーコメントだ。
●5月2日:国営の朝鮮中央通信(KCNA)は、金委員長が1日に工場の竣工式に出席したと写真付きで報じた。
金委員長が手術を受けたかどうかについても確認はとれていないのだが、術後の経過が思わしくないという“重篤説”や“植物状態説”が駆けめぐることになり、さらに“死亡説”も噂された。ガラス製の棺の中に横たわる金委員長の“コラ画像”さえネット上に出回っていたのだ。
米紙「ワシントン・ポスト」などは、先月ピョンヤンの一部の市民が米や缶詰、酒、タバコ、電子機器などを買い求める動きがあったと報じている。つまり“買い占め”の動きだ。
しかしその一方で、金委員長は健在だとする報告も早い段階で登場していた。北朝鮮メディア「労働新聞(Rodong Sinmun)」は、金委員長は建設中のウォンサンのシーサイドリゾートの建設作業員を激励する手紙を先日送ったことを報じていた。韓国の外交アドバイザーの筋からも金委員長は4月13日からウォンサンで休暇中であることが示された。
また、英紙「Daily Mail」によれば、北朝鮮からの脱北者で現在はジャーナリストのチョ・ソンハ(Jo Sung-ha)氏は、フェイスブックの投稿で“重篤説”や“植物状態説”、そして“死亡説”などは大いに疑問であると指摘していた。もちろん金委員長の体調悪化の可能性はあるにしても、金一家の健康状態に関する情報は政府当局の厳格な極秘事項であるという。関係筋からリークされることはないということだ。
さらに、北朝鮮の元外交官で脱北者であり、現在は韓国の政治家であるテ・ヨンホ(Thae Yong-Ho)氏もまた金委員長の体調悪化は考えられないとしている。北朝鮮の外交官時代、金正日の死は公表までは政府関係筋であっても知らされていなかったということだ。
つまり、何らかの公式アナウンスがなければ金委員長が“姿をくらましていた”期間に何が起きていたのか、そして今どんな状態にあるのかまったくわからないことになるのだが、ここに来てまた別の脱北者から新たな可能性が示されている。それはミサイル発射テストによる“負傷説”だ。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊本物の金正恩は「ミサイル発射実験の失敗で重傷」の可能性が急浮上! 脱北者が解説、爆発に巻き込まれたか!?のページです。北朝鮮、金正恩、陰謀論、仲田しんじ、ロケット、弾道ミサイル、発射実験などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで