粗悪な「偽造・中国製マスク」が日本で流通、Amazonで販売されている! 見分けはつかない! 気になる価格とレビューは…
■アマゾンで、本来1万円のものが3千円!レビューを見極めろ!
Amazonで見つけた同じ外箱デザインの商品は、100枚入りで3000円程度で売られていたが、本来の価格は1万円近くと表示されていた。多数の購入者がレビューしており、高評価のものは写真付きで届いた商品を掲載しているが、一部で「同じ商品ではないのではないか」との苦情が記されてもいる。これは本物を買った人と、ニセモノをつかまされた人のレビューが同じ場に混在している可能性がある。
またAmazonでは、別の10枚入り「不織布マスク」という商品でも「日本のメーカーのものとは全く別物」だと、多くの人が5段階評価中星1つという最低評価を下している。
日本の人々が手にしたマスクが、マレーシアにも届けられた中国の悪質業者のものかどうかは分からないが、同じデザインのデータが摘発されたところから見つかったということは、偽造品が出回った可能性を示す。
現在、インターポール(国際刑事警察機構)の主導で、90カ国が参加しての違法商品の捜査が進んでおり、すでに数十億円分の有害な品が押収されたというが、こうした業者の中にはマスクや防護服のみならず、各国で研究中の抗ウイルス薬も扱っている連中がいたというから恐ろしい。
マレーシアでは感染がほぼ収束してマスク供給に余裕があり、さらに政府の価格相場の値下げ方針も決まっていることから偽造問題は大きく騒がれていないが、7月19日時点で8万6000人以上が感染し、4000人以上の死者が出ているインドネシアでは、中国産の偽造マスクが社会問題化、メディアではメーカー商品と偽造商品の質の違いで、大きく能力に差があることが伝えられた。
マレーシアで偽造品を摘発した王立警察の担当者によると、「たとえ偽造でもマスク自体がしっかりしたものならば、メーカーにとっての不利益はあっても、商品としての使用価値はありますが、偽造品はかなりの粗悪品で衛生状態の悪いものがあって、ウイルスを防ぐどころか着用すれば何か健康被害を及ぼす危険もあるので、安いからと怪しい商品を購入せず、購入したものの中味をよく確認することが重要」ということだ。
日本でも通販でマスクが飛ぶように売れたが、レビューでの悪評の多さを見ると、粗悪品が出回っているのは間違いなさそうだが、本格的な取り締まりが行なわれている様子はない。もっとも政府から配布されたアベノマスクですら不良品の報告があるため、人々の不信感だけは高まっている様子だが……。
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2024.10.02 20:00心霊粗悪な「偽造・中国製マスク」が日本で流通、Amazonで販売されている! 見分けはつかない! 気になる価格とレビューは…のページです。マスク、世界、通販、新型コロナウイルス、偽造品などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで