コロナ対策でマスクを着ける法曹人に正義を執行する資格はない
コロナ対策でマスクを着ける法曹人に正義を執行できるのか? 東大教授が科学的真理を解説!
ハイパースカトロジスト(超糞便学者)としても知られる稀代の哲学者・三浦俊彦(東京大学教授)が、世の中の“ウンコな正論”を哲学的直観で分析する【超スカトロジスト時評】――

6月2日、殺人事件を裁く裁判員裁判で、弁護人がマスクを着けずに弁護しようとしたため、裁判長から着けるよう求められ、中断した――そんなトラブルが、東京地裁で生じました。裁判員や被告、検察官らが皆マスクを着けている中、弁護人2人は「被告の人生を決める重大事。マスクをしたまま全力で弁護するのは難しい」などと言って応じなかったとか。
公判は約2時間15分後、弁護人席と裁判員の間に透明のアクリル板を設置して再開しました。取材に対して弁護人は「尋問では質問者の表情も重要。マスク着用だと、適正な手続きで真実を発見するという裁判のあるべき姿が損なわれる」と語ったそうですが、正論でしょう。
法廷では、すでに裁判員同士の間にアクリル板を設け、定期的に換気の措置がなされていたということなので、マスク無しでも感染はまず起こりません。あのウイルスは、3密の狭い場所に長時間とどまらない限り空気感染しないことがわかっているので、マスクはお守りやおまじないのようなものであり、科学的には無意味です。
今でも、戸外で、歩行者の多くがマスクをしていますね。感染防止上は無益と皆さんわかっているのでしょうが、心理的な意義はあるでしょう。マスクをすることで、お互い「私は感染予防の意識が高いです」と確認し合い、安心感を得ることができるからです。

ただ、コロナ騒ぎの初期ならともかく、ウイルスの性質がかなり明らかになって情報共有も進んだ今、いつまでもマスクの心理効果に頼るのが賢明かどうか。むしろ、換気の良い場所ではマスクなしで過ごした方が、合理的対策を求める姿勢を確認し合うことになり、お互い心強い――そんな段階に達したのではないでしょうか。マスクにこだわる人は、洗脳から覚めるのが遅すぎはしないでしょうか。
裁判のような「合理的判断が求められる場所」ではなおさらでしょう。新型コロナ感染防止の連帯感を示す意味合いを優先してマスク着用というのでは、健全な審理がなされるかどうか、疑いが生じてしまいます。このたび裁判長は、世間一般の縁起かつぎに配慮して弁護人にマスク着用を求めてしまいましたが、むしろ逆に「ここは法廷なので、科学的データに従い、マスクは不要とします」くらい宣言してほしかったものですね。
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